本日の気づき
2011年 04月 12日風に流れて落ちていくだけじゃなくて、
ヒバリみたいに天までむかって昇っていく花びらもいくつかあり…
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人間は自分の見たいモノしか見ないようにできてる
いくら地位とか知識とか経験とか色んなモノが備わってても
その本質を脱ぎ捨てることはできない
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岩波書店の奈良の寺シリーズを読んでいっています
592ー628 飛鳥時代
645ー710 白鳳時代
710ー794 天平時代
ものすごくほっそりとした仏様がつくられてたのが
飛鳥時代。北魏様式などともいわれます。
しかし白鳳時代の仏様は、とつぜんに
肉付きがよろしくなっていく。
それも独特の質感をそなえた丸みをおびた
体つきになっていくんですね。
基本的に、上半身はシンメトリーで
うごきがない。ゆるぎない。
(十二神将などはのぞく)
腰の下くらいで、受け入れようと腕は開かれている。
手先の動きだけがとても繊細かつ雄弁。
開かれてはいるけど、ゆるぎない。
人の考える、理想の姿だと思います。
そして、これこそが日本人の考える、安心のかたち
なんだなぁって強く思いました。
奈良の寺シリーズには様々な角度から
写真が収められているのですが、
後ろ姿や横顔は、まるでお母さんのような。
この傾向は時代がくだっても変わりません。