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本日の気づき

今朝は、花房から自由になった花びらが風に吹かれていく様子を見てました 

風に流れて落ちていくだけじゃなくて、

ヒバリみたいに天までむかって昇っていく花びらもいくつかあり…



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人間は自分の見たいモノしか見ないようにできてる



いくら地位とか知識とか経験とか色んなモノが備わってても



その本質を脱ぎ捨てることはできない



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岩波書店の奈良の寺シリーズを読んでいっています



592ー628 飛鳥時代



645ー710 白鳳時代



710ー794 天平時代



ものすごくほっそりとした仏様がつくられてたのが

飛鳥時代。北魏様式などともいわれます。

しかし白鳳時代の仏様は、とつぜんに

肉付きがよろしくなっていく。

それも独特の質感をそなえた丸みをおびた

体つきになっていくんですね。



基本的に、上半身はシンメトリーで

うごきがない。ゆるぎない。

(十二神将などはのぞく)


腰の下くらいで、受け入れようと腕は開かれている。

手先の動きだけがとても繊細かつ雄弁。



開かれてはいるけど、ゆるぎない。



人の考える、理想の姿だと思います。



そして、これこそが日本人の考える、安心のかたち

なんだなぁって強く思いました。



奈良の寺シリーズには様々な角度から

写真が収められているのですが、

後ろ姿や横顔は、まるでお母さんのような。





この傾向は時代がくだっても変わりません。










by horiehiroki | 2011-04-12 21:01 | 日々