平清盛(14)~オーディションIN御所
2012年 05月 08日_____________
◇◇◇堀江宏樹の新刊もよろしくおねがいしまーす◇◇◇
百人一首 うたもゑ
(日本じゃ)世界三大美人なんていわれてる小野小町。でもずっとモテる、恋をし続けるということは、あるいみ「たったひとりの誰か」に出逢えてないってことなんです。平安時代、百人一首に収められた歌人たちの歌をベースに展開する、絵空事ではないリアルにして美麗な恋愛絵巻まんがですー。
藩擬人化まんが 葵学園
大河ドラマでもそうですけど、江戸時代はなぜ「ああいう社会」なのか? なんで現在でも県民性は「ああいう風」に存在してるのか? …みたいなことが漫画+文でザックリと理解できます☆
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今回の清盛、アメリカンアイドルというか、オーディションみたいな感じでした
勝ったヒト↓
負けたヒト↓
上皇さまーーーーー!!!
タイトルは「後白河帝誕生」でしたけれど、
今回は崇徳さまことアラタさまのリアクションで
ドラマが盛り上がってた気がします
いきなり歌い出す上皇様
「身を捨つる~~~~ 人は~~まことに~~ 捨つるかは~~~~ 」
奇矯といえば奇矯なキャラなんだけれど、
アラタさんだけが持ってる
ものすごい集中力の演技、これがあってこそ、
崇徳さまの激しさと同時に切なさ、哀しさ、美しさが
見えてくると思うんですよね。
しかしココでも崇徳さまは裏切られます。
この御方に。
鳥羽さんが、崇徳さんに同情的になったかどうか、
それは分かりません。
しかし、近衛帝が崩御されるという異常事態の中でこそ
あのような改心を持つということは(ドラマとして)
すごくよく分かるんですね。
失われたものを、取り戻したいとおもう気持ち
(ドラマに描かれた)タマコさんもそうでしたけれど。
鳥羽さんと彼女はすごく似ている。だからこそ分かり合えないことも多かったでしょうね。
あの時、鳥羽さんが崇徳さんに謝罪したら
歴史は変わっていたでしょうか。
実際、次の帝をダレにするか、これはとても遺恨を遺す問題なので
自分で決めることを放棄し、他人に決定をなげてしまった帝がおられます。
鎌倉時代の方ですが、後嵯峨さんですね。
彼の息子である後深草さん、亀山さんの血統の両方から
次の帝を出すように、ということを決めたのは、丸投げされた幕府、北条家です。
しかし、ここからいわゆる南北朝時代が始まり、日本はまっぷたつに。そして朝廷も昏迷してくのです。
さて
今回は振るった演技を見せてくれたのはアラタさんだけでなく、
この人もそうでしたね。
キャー(とさけんで超高速フレイムアウト
カメラがついていけない早さで動いて失神するナリコ様
「ナリコぉぉぉぉ」 っていう鳥羽さんの王道のリアクションも凄かったな(w
王道のリアクションといえば、伝説の今様うたい・乙前として、
祇園の女御だったセイコさんが復活出演を見せたことですねー。
同一人物であるかどうかは、そもそもよくわかりません、てか
ドラマ上のフィクションとして考えてください!
しかし面白い設定。
メッシュみたいな感じになってましたが、
年齢を感じさせるメイク・・・
聖子さん、アスタリスクのCM、大丈夫なんでしょうか。
「聖徳太子にならいます」(いちおう妻もいました。死にましたけど
「やれやれ」
この二人の関係も決裂いたしますよ
まとめると、松田翔太のヤバい歌声が鳴り響きつづけた
今回でしたが、
「生まれること自体が博打じゃ」
↓
「しかし生まれなければ博打自体を打てない」
↓
「そんなの面白くない!!」
という内面の変容・・・
なんだかんだいって
「オーディション」に選ばれる人間だけの強さを
秘めておいででございました。