シゲ子無双 補遺
2012年 07月 25日_____________
◇◇◇堀江宏樹の新刊もよろしくおねがいしまーす◇◇◇
百人一首 うたもゑ
(日本じゃ)世界三大美人なんていわれてる小野小町。でもずっとモテる、恋をし続けるということは、あるいみ「たったひとりの誰か」に出逢えてないってことなんです。平安時代、百人一首に収められた歌人たちの歌をベースに展開する、絵空事ではないリアルにして美麗な恋愛絵巻まんがですー。
藩擬人化まんが 葵学園
大河ドラマでもそうですけど、江戸時代はなぜ「ああいう社会」なのか? なんで現在でも県民性は「ああいう風」に存在してるのか? …みたいなことが漫画+文でザックリと理解できます☆
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15枚までしか画像ってUPできないらしいんで
昨日、だしそびれてましたが、本作の深田さん、キレイですよねー。
時子役ではありますが、「源氏物語」の紫の上みたい、と
思わせられます。
情感の出し方が上手い。いつのまにかいい女優さんになられていました。
束帯(正装)姿のマツケン清盛さんですが、後れ毛などは
油で固めず、あえて、もじゃもじゃとしたままにしてますね。
これもイレギュラーといえばイレギュラーな装いですが、
青春時代からそうだった、破天荒な「清盛らしさ」をアピールしてるのかな、と。
今回は、製作サイドのコダわりや、いろんな創意工夫が
本当に強く感じられますね。
今、ちょいワケあって、後白河自身の残した
「梁塵秘抄」の一部をつまみ読みしてるんですが、
厳島神社に建春門院(平滋子)といっしょに
出かけたときにも、神事の際、厳島の巫女が、
唐装束(中国風の服装)をして舞った
という記述が出てきます(『梁塵秘抄』、「口伝集 巻第十」)。
ほかにも後白河の遭遇した神の仕業とおぼしき
超常現象などがくわしく、彼自身の筆で書いてある。
ずいぶんと理知的な文章の書き手です。後白河は。
今様に熱中したということは自分でも強調しているけれど
けっして、「もの狂いの帝」ではないです。
そしてコレ。中村梅雀さん演じてた
平家貞のラストシーンで登場した
謎のカラクダモノ(唐果物)です。
唐果物といえば、茘枝(レイシ)だと思ってたんですが、
茘枝はとても腐りやすい。
しかも、どうみても果物じゃなくて人形焼きみたいでしたよね
コレ何? みたいな話にウチのお茶の間でも
なってたんですが、
これ、前回の記事のコメントで
教えていただいた名前から調べてみると
奈良時代に日本に入ってきた、
それはそれは由緒ただしいお菓子なのだそうです。
商品名を清浄歓喜団として、現在もこのお店でのみ販売中、とのこと。
NHKなので、公卿となった清盛ですら
商品名をいうことができないんですかね(w
7種の香が配合されている。特別な日に精進潔斎して作られる、
京都でしか手に入らない・・・・・・などなど特別な存在感。
そして、お1つ525円でございます。
今度、京都に行くのは何時かわかりませんが、
その時、ぜひ試してみたいと思いました。
参考)
から‐くだもの【唐果物・唐菓物】
1 粳米(うるちごめ)の粉、小麦粉を甘葛(あまずら)の液でこね、種々の形に作って胡麻油で揚げた菓子。唐の製法を伝えたところからいう。種々の木に飾って用いる。梅枝、桃枝、餬(かっこ)、桂心(けいしん)、団喜(だんき)、鑼(しちら)、鎚子(ついし)、などという菓子の総称。からがし。
2 植物「れいし(茘枝)」の異名。
国語大辞典