平清盛(23)~あぶないあぶない
2012年 08月 07日_____________
◇◇◇堀江宏樹の新刊もよろしくおねがいしまーす◇◇◇
百人一首 うたもゑ
(日本じゃ)世界三大美人なんていわれてる小野小町。でもずっとモテる、恋をし続けるということは、あるいみ「たったひとりの誰か」に出逢えてないってことなんです。平安時代、百人一首に収められた歌人たちの歌をベースに展開する、絵空事ではないリアルにして美麗な恋愛絵巻まんがですー。
藩擬人化まんが 葵学園
大河ドラマでもそうですけど、江戸時代はなぜ「ああいう社会」なのか? なんで現在でも県民性は「ああいう風」に存在してるのか? …みたいなことが漫画+文でザックリと理解できます☆
______________
「花の乱」が打ち立てた視聴者おいてけぼりの記録。
われらが「清盛」がついについについに超えてしまったということで(笑
さすがにここ数回の内容を見てて、「危ない」とはおもってましたが、さすがに「末の松山 浪こさじとは」と信じたかったんですけども。
甘かったですかね。
とにかく今回は記念すべき回となってしまいました。
NHK大河「平清盛」ついに1ケタ 7・8%で歴代ワースト更新
2012.8.6 11:15 [視聴率]
5日夜に放送されたNHK大河ドラマ「平清盛」(午後8時~)の第31話の平均世帯視聴率が、関東地区で7・8%だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。記録のある平成元年以降、6年8月14日に放送された「花の乱」の10・1%を大幅に下回り、ワースト記録を更新した。関西地区は8・1%だった。
同じ時間帯にフジテレビ系でロンドン五輪の女子マラソンの生中継があり、関東地区で22・5%、関西地区は21・2%の視聴率を獲得しており、影響を受けたとみられる。
裏番組でマラソンがあったとはいえ、ついに一桁代突入・・・ これは恐ろしいことですよー。
いやー・・「花の乱」は・・・高校生のときに見てたけど三田佳子が般若の面つけて、公式の場に出てきたり(あたしは怒ってるぞ!!! ってアピールのつもりとおぼしい)謎なシーンが目立ちましたけど。
って調べてたらけっこう(お松の顔面的に)悶絶の動画が出てきたよ!!!
※お松に関しては閲覧注意
有識装束に、バブル期っぽいメイク、その禁断の取り合わせよ・・・。
でもバブル期のメイクって、セクシーですよね なんかこうツヤツヤとして。
そして、御所サマを演じてるのは、お騒がせなあのヒト・・・。今みると小泉孝太郎っぽい。
そしてこのOP音楽。
なんかパタリロのエンディングテーマとノリがおなじっぽい気がしてならん
どうもあれでしょうか。
ピアノがオープニングテーマで、活躍すると大河はポシャるんでしょうか。
今回の大河は第三部の幕開けということで、OP映像の清盛さんが変わってました。
踊ってました。
でも実際、今回は源平の合戦が主眼になっていくようなので
ぶっちゃけ清盛さんはまたもやドラマを傍観する者の立場に転落しそうです。
というか、彼の死のあとでないと源平の合戦はおきませんからねー
第三部の中心人物は、「私」ことナレーターの頼朝さんです
美しすぎる頼朝@岡田将生。
ド田舎で笙など吹いていると、おなごがフラフラやってまいりますがな。
カップリング成立
・・・などと書いていくと、画像三枚で分かる今回の大河みたいなかんじになってしまいました
ははーん
読めた 読めたぞ
今忙しいからブログかかないつもりだな
あぶないあぶない(C・福田和子)
もうレビュー書かないところであった
アハハッハ アハハハハー!
弔問の場でも暴れちゃうぞ
どーん
そうだ京都いこう!!!
というキャンペーンかと。
このアングル。文字の位置。
いわゆる「三十三間堂」ですね。この中に自分と似た顔の仏像が必ずあるといわれました。
小学生の遠足で行ったのが最初でした。個人的には
この寺院は、清盛さんがカネにものいわせて建立したものです
仏教への傾倒が目立つ後白河上皇はこれを喜びました。
しかし史実でも二条天皇(後白河の息子)は、落成式に来ず。
「なんと帝は薄情な方か」と後白河は泣いたと言います。
しかし、二条帝は急な病にたおれ、しかし、後継者を自分の皇子に定めます。
そして
上皇(後白河)に政(まつりごと)をまかせてはいかん!!!
と重ねて遺命。
単純にアイツ(父)が嫌いとかいうことを超えた、意思表示でしたね。
じっさい、後白河には何人も子供がいますが、これまた親との関係がビミョーな子が多く、たとえばその中には「百人一首」で知られる式子内親王などもいますね・・・
こういうことをするのも、
いまや大納言になった清盛さんが、武家の手で新しい世を創るための方策だと。
しかし、アダチルと思われてた重盛の反抗も目立ちました。
清盛さんの言動には納得できん!!と抗うシーンが今回出てきましたが、その父の志の大きさに今気付いていくという設定でした。
重盛役のこの俳優さん、だんだんと鮮烈な輝きを放ち始めましたねー
個人的には岡田将生の登場より、重盛さんの覚醒のほうが
よかったと思います
あと重衡が出てきてしまいました。
・・・
・・・・・・え?
これは・・・・いくらドラマとはいえ・・・・
華やかで美しい悲劇の武将に・・・成長するのか?
あと摂関家のヒト(基実さん)。いくら親族とはいえ、あまりにフレンドリーで見てておもしろくありません(w
平家のヒトたちは難しいにせよ、せめて藤原家の人々は、ちゃんと白粉をぬってから装束を着ていただきたいものです。フツーの肌の色と例の服装は似合いません・・・
次回から家電俳優の細川さんが頑張ってくださるようですが・・・
しかもハッッッと気付くと
現・清盛邸。
これ、もともと頼長さん家だったセットですよね?!
たぶん。
そして旧・清盛邸は、頼朝さん家になってる気がする。
つくづく「世は移ろったモノ」ですよ。
先日、公式サイト見てたら、藤原忠通さんの紹介文として
「この男の欲深さが・・・」
みたいなキャッチコピーが付けられていました。
この「欲深さ」について今頃ですが解説するとNHKの低視聴率対策としてのテコ入れが行われない限り、忠通さんの23才年下の弟・・・にして義理の息子(=養子)の頼長さんおよび父上との確執はさらにコテコテに描かれていた・・・はずです。
また、この忠通さんのやることなすことはすべて、摂関家の勢いを削ぐことになりました。
頼長(養子)を義絶し、四十代に入ってから次々と生まれた実子の男性(その一人が、近衛家の祖となる基実さんです)に、しかるべき地位と立場を約束させていった・・・・んですが、この努力が摂関家を、五摂家に。
つまり、事実上の分裂を許してしまったからですねー。
こういうぶぶんを丁寧に描けないまま三部に突入したことは、つくづく、もったいないことをしたなぁと思います。
おそらく一般的な知名度のないキャラの話は省け!という指事があったのでしょう。
しかし、これはペプシを甘くするような行為だったと考えます
もう、この先、最低でもしばらくは烏帽子を被ってるヒトたちが大河ドラマに、それもメインで出てくることはないでしょう。だからこそ、やれるときに、もっと濃いドラマをやらかしてればよかったんだと思います。
そうすれば第二部と第三部の違いがもっと際立ったのでは、と。ニッチなマーケットはすでに開拓できてるんですから、一般的な視聴率にそこまでこだわるのはナンセンスかと思いましたです。
はい。
今回は和久井さんが演じてこられた、池禅尼のラストシーンも描かれました
最後の最後は、実子への「すまんのぅ」。
グッときますわな。
しかしこのヒトが内側に抱える孤独、闇の深さは・・・・ どうしたものだろうと思ってしまいます。
本ドラマの清盛と後白河。
インナーチャイルドに振り回されて、荒ぶりまくる青年と
スクールカウンセラーみたいな関係になってきてませんか?
史実の後白河は老練というか。恐ろしい男のように思います。
あとこのとき
天台座主として紹介された明雲という男性。
明雲さん(みょううん)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E9%9B%B2
清盛の出家のときの導師になります。
のちに木曽義仲と闘って戦死。
なかなかの生涯ですな。
多少下品なのは、好戦的な性格を表すための演出かもしれません・・・
お座主ですが・・・