源氏のゲラチェック
2012年 09月 10日しつこい暑さがこのままつづいて、肌寒くなるんじゃないでしょうか、
今年は。
最近、環境破壊などによって「温暖化」ということがよく語られますが、
地球自体は「冷温化」していくともいわれます。
ポイントは太陽の活動です。
平安時代「も」相当暖かかったらしいですね(温暖期)
貴族の邸宅(寝殿造り)が夏向きである理由もわかります。
一方、戦国・江戸時代になると、地球が寒い時期(冷温期)になりまして、
飢饉などが頻発しています。
※このころの公家さんの住宅は寝殿造りとはほど遠いですね。美意識の変化と共に、気温の変化も大きかったのかも。
気温に関して言うと、正式な統計は幕末ごろから取り始められたにすぎないんですが、当時はかなり涼しい。
19世紀はじめはもっと涼しい…いや寒くてですね、1822年の冬、品川では2メートルの積雪を記録したとか。
思えば同じ頃、ヨーロッパでも薄い夜会服のご婦人方が肺炎で多数死亡していますね。
さて
ゲラチェック中です。
9月26日発売の「一個人」、 2012年11月号は
源氏物語入門と題して、源氏の総力特集です。
並み居る先輩がたの中で、ぼくが担当したのは
「源氏物語」の女君たち その恋愛パターンを読む という記事。
なんと16ページにも及ぶ、この雑誌でもめずらしい規模の大特集…。
ホントはカラーですが、ぼくのプリンタの都合で白黒になってるだけ。
是非お読みください。