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最近のフジテレビ

ガリレオが毎回15分拡大スペシャル!!となっておりまして、それはそれでよいんですが。

この前の蒼井優の回よかったなあw
大竹しのぶとか、桃井かおりとか混ざってた感じ。

「女優は!業の全てを糧にして!!」

的なセリフに非常にテンションがあがってしまいました。
あと今回はものすごく声を低く、出していた。地声は低く。演じてる時は高めに。
計算されつくしてた。蒼井さんって凄味ある役がすごく似合うと思うので、今後も期待ですね。


…って言うのをいいたかったんではなくて、ガリレオもそうだけど、秋にはW浅野のドラマとか、過去のコンテンツへの依存度が(ガリレオふくめ)容赦なく高くなってくる模様。

賢いとおもいますよー。

おそらくスポンサーには、車とか化粧品とか、そういう王道のCMを流したいから、コンテンツも若い層向けに! っていうことが言われ続けてきたんだと思います。

でも実際の試聴者、それも誠意ある反応を見せてくれる視聴者はアラフォー以上なんじゃないか、と。
彼女たちは今でも自分のことを「女子」と呼びますし、アラフォー(以上の年代)向けの作品より、若い人向けのパッケージを好む傾向が「あった」。
それならアラフォー(あるいはアラフィフも)、若い世代も呼び込みうるから、いいじゃん~というような態度をとり続けてきたはず、なんですよ。色んなテレビ局は。

でも、ドラマ自体をほんとうに若い世代は見なくなってきた。
どれだけ色々したところで、若い世代がテレビというメディアに興味を示さなくなってきた。

一方、アラフォーはテレビを見てくれるけど、すでに生き方が定まってて、車とか化粧品とか、すべてもう自分の好みが確立してて、CM見たくらいで新しい何かを人生に導入してくれないんですよね。

テレビ(および雑誌とか)という産業がなりたたなくなってきてるのがいま。

このギャップをどうするか・・・となったとき、フジはアラフォーへのスリよりで解決をしようとしてるんだと。
過去のコンテンツへの回帰で、若い世代への媚びを捨てるという路線に出るみたい。
現実的な路線だとおもいます。
当然CM内容も変わるでしょう。


しかし・・・どうなんだろうなぁ。

見てるのはアラフォーでも、CM流したくらいではアラフォーの嗜好を引き寄せることは出来ないから、アラフォー向けの番組がけっこう少ないとおもうんです。
NHKはスポンサーがいないから、「第二楽章」なり意欲的なドラマを展開することができていたけど。

ということで、秋のW浅野ドラマではスポンサーの化粧品なりなんなりを使いまくるシーン、容赦なく出してくる気がします。そしてそれらのすべてが、ミラクルひかるの芸風を豊かにするでしょう。

そしてこの路線がつづくかぎり、月9のCMなどにも、入れ歯洗浄剤とかオムツとか、シニア向けのものばかりが目立つようになるかと思います・・・。

不惑女子とか、知名女子とか、卒寿女子とかできてくるんだろうなー。


「抱きしめたい! 2030」とかのSPドラマでは老老介護…みたいな。



もっとも尊ばれてきた「若い人」をマスメディアが切り捨てはじめる、これって面白い現象ですよ。うん。


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by horiehiroki | 2013-06-07 15:42 | テレビ