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花燃ゆ 第十五回

ついに!
ヒトケタ代に墜落!ということですね~。
5%を割るのも間近というサインかもしれませぬの。

花燃ゆってか、これでは花萎む


清盛がヒトケタを出すようになったのは
主人公が「この世はワシの世ぢゃ~」とかなんとか
怨念にさいなまれ
意味不明な言動を取るよーになって(例・キョプルギス)
一体何を目指してるのか、それすらよくわからん状態になって
それが演出ではなく、「脚本が荒れてきたなぁ~」ってのが如実に分かるようになってからでしたw

それが、今、ですかー。

…この手の数字は、回復は難しいです。
「去る者は追えず」なわけでいったん見なくなった視聴者は
もう期待できませんからねー。

今回の大河は、人間の感情をムシして吹き荒れる歴史のうねりに対して、
英雄史観ではなく、ひとりのフツーの「女子」のフツーの視点を通して
なんらかのリアリティを与えようとするものなハズ。
その視点はよかったし、期待されていたモノだと思うのです。
3月以降の放送ではドラマとして、ようやく熟した内容が放送されはじめているので

残念のひとことですねー。それこそ戻ってきてー!!な感じですけど。

文が「昔のトラにいに戻って欲しい」「戻ってきて」
という台詞まわし、グッとくるくらい、いい演技だったと思いますし。

一方で、アレは大河ではなくアニメでやるべき内容だな、と思いましたわ。
大河でやると、たとえば入江九一と弟さんにしても、もうどれもこれも
(多少の小道具づかいはあっても)同じビジュアル、髪の色、
魚屋以外にまったく区別がつかないのですわな。

さらに頼みの綱の吉田松陰が、トラウマにさいなまれる発達障害のオッサンですからね……。
だいたい吉田松陰を崇敬する気運が高いからこそ、
小学校から吉田松陰の言葉を暗誦したりしているような地域で、
アレが流れることの恐ろしさね(w
現地・山口ではほとんど盛り上がってないみたいですし、
その他地域でも元・山口県民の口コミや組織票、期待できないのは痛いと思います…。

大河ってただのドラマではなく、地域おこしの側面も期待されてるはずなのですが。

それが、「長州が誇る最高の偉人」で、歴女的には幕末最高の萌えコンテンツであるところの
松陰先生が、登場人物の間ですら持て余し気味、「早く戻ってきて~!」といわれるような加減では……。

傍観者にすぎない、主人公不在感も大きいですわな。


大河って色んな意味で「王道」ですから、良い意味での裏切りはOKでも
悪い意味での意外性は期待されてないどころか、毒そのもの、ということが今回、立証されました。


6月売りの週刊女性で、大河ドラマについてトークした内容が袋とじ記事になるんですが
(エロい話というわけではありません)、その時まで見ている人がいればいいなぁ……とか
思う気持ちでいっぱいです。


by horiehiroki | 2015-04-18 01:31 | 大河ドラマ