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菊の挿し芽にトライ

自分の主義は「ながら園芸」です。
ガッツリと時間を取るのではなく、
細切れの時間を使って、作業します。

4月初めからは、段階的に菊の挿し芽をやっていました。

菊は年末の冬至を過ぎるころから
親株の根本に小さな芽を生やすことが多いです。

この芽を切り取って育てるのが通例のウチ流だったのですが・・・
今年は冬~春にかけて多忙すぎて、手入れが一切出来なかったので
ワサワサと茂ってしまって大変なことになってしまいました。

もう芽というより、林みたいにモジャモジャになっているという。
だから、その長く伸びた茎の一番最初だけを数㎝ほど切って、
栄養分の低い、水はけの良い、清潔な土に挿して、発根してくれるのを
14日ほど待つのです。いちど枯れかけたものが戻ったり、
元気だったのがとつぜん死んだり、かなりのドラマがありました。
疲れました。

菊の挿し芽にトライ_e0253932_941059.jpg


今年、はじめて自分が試したのは・・・

・発根用土としては昨年トマト作った土を転用。
沸騰したお湯をかけて殺菌、殺虫。それを冷ましたものを用土として使用。

・発根促進剤のルートンもはじめて使用(したけど、しなくてもあんまり
活着率が変わってない気もする・・・苦笑)

・メネデールという植物活力剤も使用(こちらはなかなか効果ありそう)

調子のよい茎の先端5㎝くらいを切っておく。
1~2日くらい、メネデールを溶かした水につけておく。
株がかなりシャンとして生き生きした状態になったら、植えどき。
植える前に葉っぱも適宜ちぎっておく。一株につき3~4枚程度あればOK.
葉っぱは多くありすぎると水分が蒸発してしまうらしいです。

切り口は鋭利なハサミで斜めに切ること。
そこにルートンパウダーをまぶしてから植える。
植える前に土は殺菌かねて水で湿らせておく。

・・・というかんじでした。その後1週間程度は葉水として霧吹きはかけるけど
土に水を与えない。・・・です。根腐れ防止。

今回の反省点として、うちの玄関においておくと
萎れたりせず、安定はするんですが
このまま根を生やさなくてもいいか・・・と株がおもってしまって
そのまま根を生やすタイミングを失って枯死なんてケースが結構あった
気がするので、株の体力がまだ高いうちに、乾いて死にそう!みたいな
危機感を与えるのも◎なのかな、とは思いました。


これがわりとドキドキものの作業でした。
約14日で根が生えるんだよ、的なことを聞いてて
7日、10日、14日とヤバい瞬間が訪れるわけですよ。
14日まで青々してたのに、とつぜん死亡されることも多々あり、
これにはガッカリしました。
ほかにも1ヶ月ほどすでに土に植えてから経っていて、
株じたいも一度も萎れることなく、青々としており、
成長すらしていても、
実はまったく根が生えてないものもあることに気付いてしまい。

植物って生きてるのと枯れてるのとの合間が非常に曖昧というか
何で?っておもうようなことが起きるので不思議でありません。

挿し芽は数年前、見よう見まねで試したら
活着率0パーセント・・・全部枯れたのに対し、
今年は戦略をかんがえてやったところ、
ちゃんと着いたと言えるであろうののは全体の5~6割程度でした。
うーん。
たしかに、茎に根を生やせってのは
腕だった部分を足にしろ、とか言ってるのと同じだし、
5㎝程度の長さの株にそれを強いるのだから、株にも無理難題なんだろうけど
うーーーーん。
低い…ような…笑

品種にもよります。絶対に着かない品種もありました。

というとお前の方法が悪いんだよ!ってなことも
あるんでしょうけど、

菊の挿し芽にトライ_e0253932_9383124.jpg


昨秋からファミリーにくわわった
ミルトンって品種は挿し芽、絶対にダメでした(苦笑
結果、育ちすぎた冬至芽を工夫して今年用に仕立てなおし中です。
by horiehiroki | 2016-05-10 09:39 | 園芸・家事