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アートは最後の聖地?

28日、ディナーをとりつつ、「月刊美術」の方に
取材をしていただきました。
「乙女の美術史」刊行にからめてのインタビューだったんですが、色々と興味深いところにまでお話が発展しました。

「月刊美術」のバックナンバーを見ていても、
美少女を描いた絵はたくさんあるのに
なぜ美少年は(さほど)描かれないのか。

というような、ぼくが感じていた疑問についても
話あったり。

もともと金子國義さんの作品などを見てると
美少女と美少年はセットであり、
なかばタブーの香りを漂わせてたのに
今や、美少女は美少年の手をふりはらって
独走態勢に入ってますからね・・・
美少女はもはや公然たる存在なのかも。
そして女性作家も、男性作家も
美少女を主に描くという日本の傾向は
興味深い。

あとはアート界の変遷ですね。

現在もふくめ、今後は、支配的な大作家(=絵を描く人)が登場するより、小さくつくって、小さく売る、というような需要と供給のバランスが取れた「小さな集まり」「小さな結ぼれ」がどんどんと主流になっていくようです。

そういう中で、今後、美術の世界はどうなっていくのか。マーケット的というより、美術の中身、コンテンツとしての話です。

そもそも美術とは美の術と訳語されていたけど、
今の現代美術・・・というよりアートといったほうがいいですかね、ともかく、その世界では、「美」という普遍性をさぐるより、個人的に作家さんが「グッ」と来るものを描くというような傾向がつよいですよね。

そのうち、美術は「萌術」になるのでは・・・というような話もしてました(笑

萌術と過去の美術の大きな違いは、
・・・いや、過去の大画家の作品といってもいいけど、その大きな違いは、作品に作家の萌が描かれてないとかそういうことではないです。
たとえば話にもでたルーベンス。
ルーベンスは豊満な女性が好きですから、関係のないテーマの絵の中にもさりげなく、女性たちを描いていたりする。
ところが、ルーベンスの絵には一枚の大きな作品として、完結した世界があり、骨格がキッチリしてる。

一方で、少なくともぼくが最近目にした現代アートの作品は、そういう一枚の絵に完結するわけではなく、作家の内面世界のひとつの反映程度のような気もしました。
すくなくともそういう側面が強いような・・・

グッと来るもの、萌えを描いた部分が強いです。

これ、骨格に対して肉、ということになるんだけど・・・・・・・今後、時間の経過の中で、どう肉は生き残っていくのでしょうか。はかなく朽ちてしまわないのか、というようなことも考えた一夜でした。

おもしろかったですね!


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そして「月刊美術」2011年12月号に、乙女の美術史のレビューを掲載いただけました。ありがとうございます
by horiehiroki | 2011-11-30 18:33 | 仕事 | Comments(0)

小日向えりさんのご招待で原宿の太田記念美術館まで出かけてきました!

少しだけ早くついたので、明治神宮に駆け足でお参りしたり。

太田美術館にいくのは初めてだったのですが
靴を脱いでスリッパをはいて
閲覧するというけっこう珍しいタイプの
美術館で最初おどろきました。

また1階には石灯籠+庭のようなものがあって
旅館に来たみたいな気分になりました。
ちょっとした日常からのトリップになりますね。

今回の展示は「浮世絵戦国絵巻」と題した
ものです。

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なお、画の中で使われているのは

織田信長→尾田春長
羽柴秀吉→真柴久吉
加藤清正→佐藤正清
真田信繁→真田幸村

などなど、カブキでもお馴染みの変名でした。

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by horiehiroki | 2011-11-26 06:04 | 展覧会 | Comments(0)

「蝶々さん~最後の武士の娘~」が泣かせます!

当初、まんま篤姫やん・・ってビジュアルおよび
キャストの連発におののき気味でしたが、
市川森一さんの脚本はやっぱ押さえるところは
押さえていて、なおかつ乙女の青春を描いた
さわやかさもあって、気がついたら、
多いにハマってました。

さりげなく、最初から蝶々さんが
「武士道は死ぬことと見つけたり!!」
っていって、のど元に刃の切っ先をあてる
(じゃっかん味付けの濃すぎる)
シーンがありましたけど、
死にざまが人生の定義になるという。

武家の女のたしなみとして
自害の方法を教わってたり
なにかと第二回につながる
不穏さがありましたね。

蝶々さんは養女にいったつもりが
実は売り飛ばされてたとか
お嬢様になったと思ったら、いつのまにか
ごくごく自然ななりゆきで下女扱いになってるとか、
どうやっても転落していく運命にあるんですが、
それでも懸命に生きていて、
すがすがしいのであります。

誰かに愛され、そして生かされて
人は生きてるのだなぁって
当たり前のことに気づかされる。

長崎情緒もイイですね。

明日は第二回(にして最終回)なので
ぜひご覧になってください
by horiehiroki | 2011-11-25 22:34 | テレビ | Comments(0)

ツイッターのIDの変更



horie_hiroki

から

horiehiroki

に変わりました!

って、ものすごい微妙なチェンジですがw

最近、料理男子に変身中です。
昨晩は、まとめて「ササミのレモン煮」を
作ってみました。
by horiehiroki | 2011-11-25 16:33 | お知らせ | Comments(0)

「ドラマティック百人一首」 
12月8日発売開始決定です。

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大型書店には7日から発売してるところも
あるかもしれません。
8日か9日ごろ、書店に
足をお運びいただければロスは防げるだろう・・・
というお話でした!
by horiehiroki | 2011-11-22 21:55 | お知らせ | Comments(0)

バタバタしてるうちに、乙女美術史本2冊が発売に・・・!!

祝!!

そして同日、「ドラマティック百人一首」もすべての作業過程を終了、校了しました! 

これで3ヶ月連続4冊リリース、ホントになんとかカタチにすることが出来ました。


発売開始当日の18日は、凄く美味しいフレンチのランチを摂りつつ、「乙女の日本史」(東京書籍)の電子書籍版についての打ち合わせ



来年に実業之日本社から発売決定してる堀江の約2冊の本についての打ち合わせ



プリュス・ジ・アート・フェアの見学

・・・と、非常にもりだくさんな一日でした。



プリュス・ジ・アート・フェア

〒105-0004 東京都港区新橋6丁目19−15 03-3432-0191

「東京美術倶楽部」での開催です。御成門(都営三田線)が近いです。

→東京美術倶楽部 サイト



写真、陶芸、墨を使って描かれた絵、彫刻などなど、若手から大家まで、いろんな作品が出品されていました。

そして今、生きている芸術家さん、つまり自分の作品の価値を歴史に刻みこもうとしている芸術家の場合、作家さんの性別が大きな意味を持つんだなぁと、つくづくおもわせられました。

乙女ちっくな作品なのに、実は男性が作ってる場合とか、男性とか女性とか、芸大の○○科を出たとか
いった手合いの情報で判断されるのを拒否する場合とか・・・いろんな作家さんのポリシーがあるんだなぁと。

別冊マーガレット出身の作家さんもいた(笑)

ぼくらが行った日は関係者用の内覧会的な色彩も強かったので、作家の方や、海外からのお客さんの姿もちらほら。

日本の芸術家の作品を買う場合、やっぱりニッポンらしさが求められるんだろうなーということも感じましたね。

21世紀最初の日本の(売れる)アートのキーワードは、「かわいさ」そして「(そこはかとない)おぞましさ」だと思う。

そして今やアートは、各アーティストが「グッ」とくる何かを描いたモノにまで、身近になってきてるのかも。

昔といえば、アートは崇高な理念を絵解き的に説明するものだったり、あるいは純粋で絶対的な美の表現だったり。
生活から乖離したものでした。
それが今や・・・。

ともあれ、保管庫=美術館に入ってしまう前の、ナマのアートにまとまったカタチで触れられる機会なので楽しかったです!

あと、大事なことを言い忘れてた。

月刊美術』さまのご厚意で、今回、このアートフェアに、乙女の美術史 2冊を『月刊美術』さまのブースに置いていただいてます!
滝乃さんが頑張ってつくったポスターなども張ってあるのでした。
写真撮るの忘れちゃった(w
っていうかいくら関係者でもアートフェアでパシャパシャするのはマズイか・・・
ともかく、『月刊美術』と並べて展示していただいてるので、ぜひご覧ください!!!!



→『月刊美術』サイト

by horiehiroki | 2011-11-19 06:30 | お知らせ | Comments(0)

アマゾンなどでは17日発売開始との表記がありますが、
全国の書店店頭での発売開始は
搬入などの関係上18日になるそうです!

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すでに、インタビューなどを申し込んでくださる媒体が出てきてるみたいです・・・!

そして今日は、12月10日発売の「ドラマティック百人一首」の表紙について色々打ち合わせでした。今回、曽根愛さんにお願いしたんですけど、素敵な仕上がりです。また近いウチに画像をお披露目出来る日がくるのを楽しみにしてます。

最後に日本史スキャンダルの新書ですが、引きつづき、セールスは好調らしいので、よろしくお願いします!

時分は超バタバタの日々です・・・本を四冊も連続で出すのは今度慎みます(笑
by horiehiroki | 2011-11-15 01:49 | お知らせ | Comments(0)



第44回「江戸城騒乱」。

ついに秀忠さんが豊臣家を滅亡させて
江戸に帰ってきました。

前回に引きつづき、
平和をもたらすための戦争は「あり」か?
という問題に触れていましたね。

中学の時とか、小論文の授業で書かされたような・・・・・・。

淀(と秀頼)は、江に宛てた手紙の中で「自分がいなくなることで、太平の世がくるのであれば・・・」との想いを吐露してました。

実際にそういう手紙はない、(少なくとも現存はしてない)のですが、彼らは豊臣の人間であるという誇りをかけて戦い、そして敗れていったんですよね。

職分を果たすという感じでしょうか

将軍である秀忠は、淀と豊臣秀頼を自害に追いやった上で、秀頼が側室との間に生まれた子を殺させています。まぁ、史実ではあの手の煩悶をしたかどうかすら。たぶんしてないでしょうね。

いずれにせよ、ドラマでは彼の妻である、豊臣とゆかりの深い江や、初、そして娘の千姫は秀忠の所業をどう受け止めるかという話でした。

千姫は秀忠に猛反発。「父上のことを許しません!!」みたいなことをいいます。

そんな千姫(今回は、本多さんとこの美男の息子に、ひとめぼれしたって設定は消してるようですw)を、弟たちは気にしますが、やっぱり長男・竹千代(家光)より、次男の国松のほうがチョコマカと気が回るというか。この(ドラマの)国松という子は人が欲しい言葉を全部言えるという才能があるようですね。
ただ、こういう人って本人が実際にどう思ってるかどうかはわかりませぬが。

一方で勝利者には敗者にはない種類の苦しみが
襲いかかっていました。

秀忠さんは「(私が手を汚せば)子どもや孫に血を流させることはない!!!」とか叫んでましたが、じっさいに将軍の位は血を要求しますから、そんなことはありえないのでした。
戦場で血を流させるよりも、もっと陰湿で恐いのが平和理で、陰で、流させられる血です。

しかし、その現実をみようとせず、いまだに理想論を叫び、傷つき、ヨヨヨヨと泣いている秀忠さん(・・・弱いダンナ・・・)のことをお江ちゃんが楯になって守ってやるしかないという。

ダンナである秀忠は泣く、妻である江の肩に触れていましたが、あれは妻を慰めるより、結局は自分のため、ですよね。映ってなかったけど、秀忠(向井理)の手はふるえていた。理さん、時々なかなかいい演技を本能的にしてくれます。

それから、次は今回のお江与通信でいちばん述べたいことです。

前回も書くのを忘れてしまいましたが
今回、解せないなぁと思ったのは、
大竹しのぶという大女優をつかいながら
ねね(高台院)の活躍をまったく描いてなかったこと。

関ヶ原の1年ほど前に、彼女は大坂城を飛び出していますね。そして彼女がいた城の部分に家康が代わりに入っている。

いわば豊臣(正確には秀頼と淀)を捨てた、といわれても同然の行為です。

しかし、じっさいには大阪の陣で、冬、夏、その両方で
なんとか戦を止めようと奮闘し、
戦がはじまると輿でかけつけようとしてるん
ですよ。それを徳川家の手で止められ、
二回目はマークされて行くことすら
できなかったというのに・・・

※ウィキの高台院の記事より。

関ヶ原の戦いの後の停戦交渉では大きな役割を果たした経緯もあり、大坂の役でも自ら交渉に出向こうとしたが、今回は家康によって直接行動が阻止され、大坂夏の陣では幕命により木下利房が護衛として付けられた。


ぼくは、ねねには、ねねなりの太平の世へのシナリオがあったんだと思います。
たんに行き当たりばったりで、出て行ったとか、やっぱり停戦させようと思ったから出て行こうとした・・・とかそういうのじゃないと思うんです。

しかし、それは上手く行かなかった。もちろん、ねねだけでなく、淀には淀の、江には江の・・・太平の世へのシナリオがあったはずです。

「姫たちの戦国」を謳うのであれば(ちなみに姫という呼称は出家していないかぎり、生涯現役です。老女でも姫)、そういう女たちのシナリオや祈り、願い、哀しみをもっと具体的に描いて欲しかったなーと。

戦争はいやじゃ!!!とかそういうのだけでなく。

たしかに家康さんは勝利者ですが、あとの女性たちはシナリオもへったくれもなく、ただ家康さんという猛威の前になぎ倒されて行ってるだけ、の印象しか持てないんですねー。

その後の、ねねですが、豊臣家滅亡後も、徳川家から庇護をえて生活しています。
彼女はけっきょく、徳川家にとっては恩人ですから。
高台院という所領を与えられたまま、いわば見えぬ針のムシロに座らせられた晩年を送っているはずです。

なーのーにドラマでは
「江と秀忠の夫婦はいまが危機じゃ・・・」とか
タツ子ママ(今や尼)と静かに家庭問題について語らってるって

どういうこと・・・と。

ちょい残念ですねー。
宣伝ですが新書にちょこちょこ、ねねのパーソナリティについての自分の考えは書いておいたので、また読んでください(笑

あと家光さん(現・竹千代)が
化粧品を持ちだして紅を
唇に塗ってましたね(笑(笑

それを見て、お江ちゃん、
雷に打たれたかのように
なってましたが(苦笑

これも描き方によっては恐ろしい問題に
なる気が・・・(笑


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2011年10月27日に、堀江の新著が発売されました!






『 愛と夜の日本史スキャンダル』







お江ちゃんと秀忠さんの話題もギッシリ入ってます…。「江 秀忠 初夜」とか「藤原頼長」のキーワードとかで、ウチのブログに来てる方は是非、読んでください~★(800円・税込)


by horiehiroki | 2011-11-13 23:23 | 大河ドラマ | Comments(2)

ふぉー


連載はすべてまとめ書きして、一気に送ってるんですが…某雑誌の原稿がストック0って言われてまして(笑

ていうか某雑誌って、コミック・フラッパーでの「どんだけ偉人伝」の連載なのでございますが・・・。

先月からいわれてたけど、どーにも書くだけの時間がなく、本日ようやく仕上げて送ったのでござる!

ふーー。なにこの肩の荷がおりました感は。なんとか面白く書いて送れたようでございます。

この秋からは新著のプロモーションかねて、毎月発売される自分の本にゆかりの偉人を登場させる・・・というハードルがあり、とくに12月発売の「ドラマティック百人一首」っていう文庫本の場合、それをどうするか。


→「ドラマティック百人一首」についてはこちらをクリック。(12月10日発売予定)



偉人伝はガッカリエピソードでなくてはいけないので、キレイ売りばかりしたがる平安貴族の中から誰を・・・って悩みました、けど、結局、藤原定家さんとその仲間たち(後鳥羽くんとか実朝くんとか)が一番ガッカリ度が高い気がしたので、そういう感じでまとめました(笑

もし漫画売り場でフラッパーみかけることがあったら、よんでみてくださいね

あと、ブログとかツイッターの画像を変更しました。
あるパーティに参加したときの燕尾服です(笑
by horiehiroki | 2011-11-10 23:21 | 仕事 | Comments(0)

先日発売されました、『愛と夜の日本史スキャンダル』、「わるくない滑り出し」(出版社の人より)ということで、売れてるみたいです!

【新刊JPニュース】さんに、「教科書に書いていない歴史の裏側」と題して、『日本史スキャンダル』新書から、藤原道長「妹の乳揉み事件」の真相などをご紹介いただけました! 

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→新刊JPでのレビュー


自動的に、以下のサイトでも紹介してもらえたようです(記事内容は同じ)

→mixi

→ライブドア

→excite


→biglobe 

→nifty

→ニコニコニュース

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by horiehiroki | 2011-11-08 16:06 | お知らせ | Comments(0)