ハイビジョン特集「大竹しのぶ 千変万化」

今日、BS-HIでやってた「大竹しのぶ 千変万化」という番組がとてもよかったです。



”千変万化、天性の演技力で圧倒的な存在感をみせる女優・大竹しのぶ。16歳でデビューして以来“天才女優”の名をほしいままにしてきた。一方、私生活では、夫との死別、再婚、離婚など、波乱の半生を送るなか、2人の子どもを育てあげた。そんな大竹の生き方が、多くの女性たちの共感を呼んでいる。女優、女性、そして母として、自然体で生きようとする大竹しのぶに、1年間にわたり密着。その圧倒的な“すごみ”の秘密に迫る”という感じ。

 



「すごみ」っていうか、凄いんですよね。



単純に。



新藤兼人監督いわく

「この人をちゃんと表現したいのなら、男性関係もちゃんと描かないと」。



この側面も描かれました。



監督だけでなく、一般視聴者からのリクエスト(?)にもそれなり以上に答えた作品(妻/母と子供達のサイドから)でした、が、どこまでいっても彼女は「ナチュラル」という。



私生活を詳しく知ったことで、目の前にいる大竹さんの像がヘンに見えない。悪くなりも、特によくなりもしない。



大竹しのぶは大竹しのぶ



そう言いきれるってホントに凄いことだとおもう。



何も足さない、何も取らない、ウィスキーの熟成みたいな人ー。



ある意味、すばらしい女優マジックを見させていただきました(笑



「心を解放していない人のお芝居なんて、誰もみようとは思わないと思う・・・」と

笑顔でしれっと言う大竹さん。



でも、それが出来るひとは、ほんとうに少ないでしょうね。



女優って、舞台の主役であり、表現者であることはもちろんなんだけど、

ギター(脚本)の音色を増幅させる、アンプでもある機能を忘れてはいけないと思いました。









大竹さんの魅力って多角的なんだけど、そのコアは一体どこにあるんだろう。

彼女の存在そのものが放つなにかが、彼女を実像以上に美しく、パワフルにしてる感じがしました。

それにしても「ヘンリー6世」(蜷川演出)で、王妃の放つのろいの言葉の烈しさには目を丸くしてしまいましたな・・・。



再放送あったらぜひ!









 
by horiehiroki | 2010-09-25 05:59 | テレビ