人気ブログランキング |

「図説 パリの街路歴史物語」

ベルナール・ステファヌ著、蔵持不三也訳

「図説 パリの街路歴史物語」(原書房)を読みました。面白かった。







マルセル・プルーストとサンサーンスはご近所だったとか、

他にも面白いエピソードがいっぱいあります。



子供の時からフェンシングを習って大きくなった

マドモワゼル・モーパン、ジュリー・ドービニ(1670ー1707)が、

自分を両性具有者呼ばわりしたほか、

侮辱した男性俳優に決闘を申し込み、相手がそれを受けないと

杖でビシバシ叩きつけ、相手の上着と時計を持っていったそうです。

ところが翌日のオペラ座で彼は「3人の男に襲われた」と大嘘を。

モーパンは「あなたは酷い嘘つきね、ここにあなたの上着と時計があるわ」。



この人、他にもすごい面白い、性を超越した経歴の持ち主です。

いつか書いてみたいですけどね。



以下、話題がずれますが、

本日、森鴎外の恋人”エリス”の実像、その後の人生に迫るテレビ番組の録画を

見たんですが(そのうち感想は書きます)、

その番組の中で◎◎通りのX番地に住んでた・・・って記録を追い求めてたけど、

ヨーロッパの街路には過去から現代にいたるまで色んな歴史が詰まってるんです



区画整理で時々、通り自体が消えてなくなることも、われわれが考えるより

多くあるみたいですが。



ウィーンでも引越魔だったベートーヴェンの家のある程度は残ってますが

それ以外は案外、取り壊しになってたりするんですよ。

日本よりは昔の建物が残っている率は高いとはいえますが、

木の文化・日本も石の文化・西洋も時流に過去は打ち勝てないんだな、と

思いました。こういう本を読んで、ぜひ現地に出かけて欲しいものです。



by horiehiroki | 2010-11-21 00:44 | 読書