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貸借対照表を印刷(作家・フリーライターの確定申告)

さて、今回は青色申告で65万円控除を受けるために必要な書類について、

それを弥生で作成する方法についてお話しましょう。

前回ホンネいっちゃったけど、めんどくさくても12月31日まで

データ全部入力して、あとは決算ボタンおしたら

全部が自動的に出てきてくれる! って思ってたら

全然でてこないでやんの!

しかも調べても全然わかんない。どこにも情報出てこない。



死 ぬ か と お も い ま し た



すこぶる分かりにくかったです。

来年、絶対忘れてるので自分のためにも記しておくのです










これまでの入力は「取引」タブの中でおこなわれてきました。

12月31日までの入力が終わったら、あとは「決算・申告」タブの中の

「決算書作成」を押せば自動的にって思ってたらまったくそういうことは



ありませんでした(苦笑





ここでも色々設定してください



順序は ↓ のように行います。



kessan.jpg(1) とうぜんですが、決算・申告タブを選びましょう



(2) 按分ボタンをおします













次に出てくる場面はこちら ↓



anbun.jpg







しかし、デフォルトでは、開いても真っ白の画面です・・・(もっとしんせつにして)!

ブルーになってる部分は、候補の中から、自分で経費を選ばないといけません。

選んだ結果が↑の画像です

今回は、水道光熱費を例として、事業割合100パーセント、家事割合ゼロパーセント

ってことにしてみました。

よく言われますが、地代家賃と同じパーセンテージにすると信頼度が高いそうです

自宅を事務所がわりにしてる場合、各経費100パーセントで計上すると、怒られます

自宅の他にマンションを仕事のための事務所として借りてる人は100パーセントで構いません





不動産所得などがないひとは、この部分はこれで終りです



(3)さらに次に大事な設定をします。



↓の画像で画面上部の「決算・申告」タブ→青色申告(一般用)→決算書設定



kessansettei_.jpg











すると見える画面がこちら 専従業者(同居の親族であなたの仕事を手伝ってくれてる人)

がいる場合は、ここで設定しておいてください。専従業者のギャラは全額控除対象になります。

しかし、そのためには税務署に書類を提出せねばいけません。



settei1.jpg

















専従業者がいない OR 専従業者の入力が終了したら、



settei2.jpg 次は地代家賃がらみの設定です。

「必要経費参入額」に、12ヶ月分の地代家賃の経費総額を

かき入れます。この時、1年の地代家賃(経費)として計上した

額をかき入れてください。賃借は毎月の額ですかね。

あとは適当に書いてください。







1-3の設定が終わったら、よーやく「決算書作成」ができます。





過去のバージョンを使ってる場合、それで今年度も作成してもいいか?

ってきかれるので「はい」を選択。だってそれしか選択肢ないし(w



次にするのは「印刷」を選ぶこと。



すると↓みたいな画面がよーやくでてきて、

お待ちかねの貸借対照表がお目見え・・・ということでした。



insatsu.jpg この時までに、(3)で説明した、地代家賃その他の設定をしてないと

「数字が一致しません」「それでも印刷するの?」的な意味不明の

嫌がらせみたいな
ことを言ってきます



で、完璧にできた!って思ってても、絶対にヘンな部分が見つかりますから

それを必死こいて修正するのも結構な時間がかかります。

また、これら4つの書類については、なるべく4枚とも印刷するのを

オススメします。

お互いを見比べて、何かヘンなトコはないか、

を見比べてください。4枚あると誤記した部分、いっそう見つけやすいです





さて、これらの聞き慣れない名前の書類について

所感を書いておくと・・・





・損益計算書・・・ 売り上げ収入(雑収入ふくむ)から、

年間通じての各種経費をマイナスしてる感じ



ソフトが○○○費として経費登録したとおりに

総額を出してくれます。

これは弥生使っててよかったと思わせられる瞬間!



売り上げから各種経費総額をてマイナスして、出てきたのが差引金額。

これから青色申告特別控除額・65万をさらに引いて、「所得金額」が出されます。





・貸借対照表・・・ 全く日本語的に意味不明な名前の表ですが



1/1月1日と12月31日の現金額をそれぞれ

2/1月1日と12月31日の預金額をそれぞれ

3/事業主貸(1年でいくら事業用口座などから、お金を抜き出したか)

4/事業主借(≒今年の国税還付金の額)

5/損益計算書に書いてあった「青色申告特別控除前の所得金額」=

差引金額について・・・などなどが書かれてありました。



※元入金=1月1日時点での預金口座の総額





えらいシンプルです・・・

コレを作るために死ぬ思いで色々とやってきたのか・・・と

一瞬むなしくなります(苦笑

でもこれは適当に自分の手では絶対に作れないですね・・・

色んな要素が絡み合ってるので。



色んな項目が貸借対照表にはありましたが、

作家が使うのは↑の項目位だけみたいです。



・「売り上げ及び仕入れ金額」



毎月の売り上げ、雑収入(これは一括で記載)について書いてあります。

専従業者給与、青色申告特別控除についても書いてあります。





ーーーなお、経費の総額とかを見るだけでも入力が

失敗してると分かってしまう場合は(※一番最初に印刷したとき、僕もそうでした)



面倒でも逐一、入力状況をしらべましょう!



弥生様に全部まかせたほうが、ぜったいラクです・・・

これらの「損益計算書」「貸借対照表」「売り上げ及び仕入れ金額」、

素人が適当につくれるもんぢゃありませんぜ!





なお、おまけの(4)の「 所得税の確定申告書B」についてですが・・・

ボタンいくら押しても半透明のままで反応しないので、必死で対策を探しましたが・・・



結論からいって作れませんでした



バージョンが最新ではない、弥生申告を

使ってる場合は、弥生で作成不可能です





もっともっともっと



分かりやすく書いておいてよ・・・



探してた時間返してくれ






でもこれは、手書きで簡単なんで、よかったですね。

弥生で作成したい場合は、アップデートしないといけないそうですが、

それには新たにまた1マン円ほどかかるらしいので

自分は確定申告書Bについては手書きでいいやーと

思いました。








by horiehiroki | 2011-01-06 02:56 | 確定申告