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愛と欲望のフランス王列伝(集英社新書)

 集英社新書「愛と欲望のフランス王列伝」。

素敵なタイトルに惹かれてひもときましたが、

中世も終わりになるまで

(ボリューム的には、本も半ばに到達するまで)

愛も、欲望も「ほぼ」見あたらない件に笑いました(w



自分もフランスの恋愛史についてかいたことあるけど

たしかに古代・中世の恋愛史を面白く書くのは至難です。



まぁ、欲望といえば



日本では古事記の中の話とほぼ同時代と言える(?)

6世紀頃のフランス王に、キルペリク1世というのがいました。

兄嫁が美人なので憧れて、兄嫁のお姉さんと結婚したのはいいけど、

実物みたら、ただの三十過ぎのブスだったので 殺 し た という人物がいたり

微妙に面白いんですけどもね!



愛と欲望の意味でも

中世が暗黒時代であったというのは

誤解だということが最近ではあきらかになってます。

それなり以上にハッピーだった、と。

ただ、以前からヨーロッパ中世といえば、騎士道の世界。

 騎士たちは貴婦人(マダム。既婚者)に熱烈なプラトニックラブを抱き、

華麗なる武勲を立てて・・・という、騎士道特有のラブスタイルが

生まれ、確立されてたわけですよね。

有名なはなしです。

なぜ、それが王族には、すくないのか。

今日、フッと頭によぎったのが、王様は、実用愛にのみ生きねばならなかったのでは、

ということです。

王族こそ愛のための愛は許されず、

王国の所領安堵のために、お世継ぎつくってナンボの実用愛にのみ

生きねばならなかったんだろうな、と。




by horiehiroki | 2011-01-08 20:14 | 読書