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各公演中止(しかし気分転換の必要アリ)



国立劇場の『絵本合法衢』は15日以降、中止。

友の会などクレジット 購入の人は自動払い戻し。

それ以外は劇場に電話とのこと。

また、色んなコンサートホールの公演も

続々中止決定中(今月末の分も)。

とくに外国人演奏家・アーティ ストの

キャンセル率が高いようなので、

チケットが手元にある人はすぐに要確認です。

特にクレジット購入以外の人は、自動返金されないし

チケットの払戻期間も相当短い可能性があることです。

そして、一番避けたいのは当日劇場に行って、

休演を知るというパターンです(交通網がまだまだ

不透明なので)



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劇場は閉鎖傾向がありますが、

この危機の時期だからこそ、

気分転換は必要です!

それも自分が直面している世界とはまったく別の

世界に浸ることの意義を痛感させられたんです。

そうすることでしか心は回復しないんですね。

芸術、アート、エンタメ。

あらゆるクリエイションの社会的意義があるとしたら

まさにそれなんです。


夢が脳を修復している・・・ということを聞いたことがあるように

クリエイションとは起きて見る夢なのかもしれません。





昨晩、僕は小川洋子さんの「妄想気分」を手にとりました。



mouso.jpgこれまで、余震が激しく、とても報道以外の世界に

長時間、意識をむけることはできなかった。恐かったからです。



仕事もフライデーのゲラを一度確認しましたが、

それも「できるうちに、できることをしなければ」という

意識でした







しかし、昨日はなぜか自分から本を開いていました。

余震に1度阻まれましたが、彼女のエッセイの世界に

ひたることで、現実から一度きりはなされ、

心には余力をもらえた気がします。

こういうコトは人間に一番必要なことです!



本日、僕は録画していた美術関係の番組を見たり

音楽を聞いたり・・・



こうすることで、戦国時代の武将たちが意外なまでに

平安趣味だったという意味が、わかってきたりしました。

文弱とはいいきれないですよ・・・。



今、本屋さんの在庫が限られ、さらにセールスが

落ちているとのことですが、もうすこし長いスパンで

考えれば、どっとその需要は増えてくると思う。




そして、今の時期だからこそ、身体のことを

考えてみてください。

やってほしいことは、ストレッチです。

僕は体育の先生ではないので、うまくやり方を

説明できませんが、ネットで情報がえられると

思います。

僕もここ数日、意味不明の筋肉痛に見舞われ、

異様な肩凝りに悩まされていました。

ただ、1日1、2回、全身のストレッチをすることで、身体がかるくなり

心の柔軟までも取り戻せているようです。



ーーーーこの時期、すでにわれわれは復活について

考えねばならなくなってきています。



特に首都圏は被災地の一つかもしれないけれど

他の被災地のように家屋の倒壊といった、物理的被害ではなく、

精神的被害にとどまっている部分が現時点では多いようです。



ですから、われわれがここから、どう立ち上がれるか。

そして、23区内の一部にせよ停電からまぬがれさせてもらっている

意味はなにか。

それは日本の頭脳といわれる首都圏にすむ我々の


心身の安定、これこそが復興への第一歩となり、

そのモデルケースとならねばならない、ということなんでしょう。

(節電に気を付けねばなりませんが)



作家は公人ですから、弱音ばかりをいってもいられないし

(誰かさんみたいに天罰とかいうのは論外です)

このブログがどの程度、社会的に価値あるものかも

わからないけれど、すこしでも誰かのお役に立てれば・・・と

思いました。



たしか、3月15日頃からAUに僕のインタビューが掲載されてたような・・・

もし、計画通りに進んでいるようでしたら、

ご確認ください。






by horiehiroki | 2011-03-15 20:37 | 日々