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トロワグロで誕生会

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27日は、ぼくの34回目の誕生日でした!



そして、ハイアットの1階にある

キュイジーヌ・ミシェル・トロワグロでお祝いのディナーを

いただいてまいりました!








写真はデザートの2皿目(合計3皿続きました)。

誕生日のディナーですということをお知らせしていたので

特別に演出いただきました!








ジョワイユー・アニヴェルセールとフランス語がチョコで

書いてあります。

果物やババロアなどやわらかい食材ばかりのため

食感を増すために、薄い飴のプレートが載せられてあります。

写真では少々みづらいかもしれませんが、

このプレートは甘みを加えて、味わいを増す効果もあったと思います。

ミントグリーン色のソースは、レモンの爽やかな味がベースになっていて、甘いのだけれど、なんとパセリの香りが付けられているという意表をつくもの。

しかし、このように驚きはあっても、意図と結果がこの皿はもちろん、どの皿の場合も調和しており、美味かったですね。






さすが名店だけあって、いろいろとすばらしかったですよ。

サービスも料理も、またお店のインテリアも

仰々しいところはまったくなく、

リラックスした雰囲気で、心底たのしめました。



・・・ということで、この記事の一番最初にかかげたぼくの写真の満面の笑顔です(ww



大事な日に大事な人と訪れてみることをお勧めします。






 







さて。デザートから先に写真を載っけてしまい、

順番が逆になってますが、

メインの鴨の胸肉のソテーと

↓のカエルちゃんのお肉がほんとうに美味しかったですねぇ。



トロワグロの料理には「流れ」があるんです。そりゃどんな店でも「流れ」はありますが、結局、前菜が一番おいしかった・・・なんてこと、ありがちじゃないですか?



しかし、トロワグロでは、そういうことはありえないようです。

3時間ほどかかって飲み食いしていましたが、その間、一度もダレた時はながれませんでした。とても楽しく過ごせました。



トロワグロは「調和」のあるメゾンです。新しさをもとめて新奇に終わらず、調和のある、しかも初めて食べるような料理が出てくる。これが素晴らしいです。







グルヌイユ(カエル)のもも肉 柑橘類のナージュ キャベツとコロナータのラルド







白ワイン(酔ったので名前ほぼすべて亡失←ありがち)は

母がスペイン西部のもの、ぼくが日本産の白ワイン(なんだか気になったので)をいただきましたが、この白ワインは単独で飲むより、このカエルさんの肉と非常によく合いました。



日本の白ワインは、葡萄の味自体はあまりしなかったです。スッキリしてて、冷の日本酒みたいなイメージ。


それが、なぜ合うのかというと、そしてこのカエルのソースの一部にかぼすの香りが付けられてるんですね。

だからこそ、このワインとも想像以上に合ったような気がします。



ちなみに、
カエルさんは、白身系の魚と鶏肉を足して二で割ったような感じです。実は初めて食べましたが、とても美味しいものだと思いました。



そして、同じくもっとも美味しかったメインの鴨。



シャラン産仔鴨の胸肉 クランベリーのソミュールとセロリ



です。



皿のはしには、パイナップル、セロリ、ルバーブなどの果物や野菜が並んでいます。ピノ・ノワール種の葡萄をつかったワインと一緒にいただきました。ムース状のソースの他に、もう一種類、別の味のソースも用意されてました。もともとのソースが酸味がある軽やかなものであるところに、もう一つのソースは重厚な感じでまとまっていました。変化をつけて、一皿の料理をたのしみ尽くせるように演出されています。



 



さらにデザートの前のフロマージュ(チーズ)のサービスですが

ワゴンに載せられているチーズが、自分が知るお店の2,3倍の種類がありました。おもわず感動してしまい、また自分はチーズも好きなので、少しずつ、全種類いただいてしまいましたwww (画像↓)









左端のカラスミみたいな色と味のものは、小泉(元)首相のお気に入りの一品らしい。想像とはちがう、素直な味で、純ちゃんもホントのホントは・・・とか思っちゃいましたw



ブルーチーズは、イギリス産のもの(この前食べたところでしたが)、イタリア産のもの、そしてフランス産のものでまったく違う性格をもっています。きょうのブルーチーズはフランスのものでしたが(バナナや杏のジャムといっしょに頂きました)、カビの色が違う。



ブルーというより、くすんだ青灰色で、味わいも深いものでした。



ちなみに右から左にむかって、チーズ自体の味が濃くなるように、配列していただきました。右から左にむかって食べていきます。



おもしろかったのは、クロシェット(フランス語で鐘の意味。ほんとにそんなカタチをしている)というヤギの乳で出来たチーズ。想像していたネットリした食感ではなく、ホロホロとした感じでクチの中で溶けていくような味でした(画像左上)



クロシェットの隣の輪切りになった○みたいなチーズも、ヤギの乳で出来てますが、はんぺんみたいなホワホワした感じでしたね。このホワホワ感とヤギの乳のややクセのある風味がマッチし、くどくならないのが◎です。









今日は家族といっしょに、そしてお店の方のおかげで、とてもいい誕生日の夜を過ごすことができて、しあわせでした。トロワグロはとても気に入りました。また機会をみつけてぜひ行かせていただこうと思いました!














by horiehiroki | 2011-08-27 23:43 | グルメ