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凪のような日

本日はひさしぶりに自分の作品を読まなくてよかった
ある意味幸福な一日でした(笑




ぼくは堀江宏樹の大ファンみたいですね。
ぼく以上にぼくの作品を読んでる人は日本にいないですからね!!!! (苦笑)

作家とは、一番よく読む作家が
自分になるという業を背負わされる職業です・・・。

作家としてやっていけるかどうか。

作家になる方法はみんな語りますが
(そもそも作品を完成させられるか、
1冊分の原稿をスラスラ書けるか)

作家でありつづけることの方法は
あまり語ろうとしてませんね。

ぼくにいわせれば
自分が自分であるという業に
耐えきれるかどうかという
問題がありますね


ぼくの世界観ってハッキリいって
濃いぃでしょう?

宿命の愛とか。


さらに今年は10ー12月まで4冊もの本がでて
総計900ページ以上もの
自分の濃いぃ世界に
何度も何度も浸ってると、
けっこう毒される(笑)


自分で自分の世界にばかり没入してると
他者の作品に触れるのがしんどくなって
どんどん泥沼なんですが

ーーーこれ、ある意味、
深刻に悩んでる時と似てるかもしれない。
悩みは、いわば自分が自分に課した課題ですからね
自分で作った問いに自分で答え続けてる
悩んでると視野が狭くなってますよねーーー

それで、今日は意識して自分から解放されるために
取り溜めてたテレビ番組などを見ていきました。
小澤征爾さんの近況を描いたドキュメント
「執念」見て、自分から逃れたいとかいってて
いいのかなって思ったり(笑)

小澤征爾さんはぼくも何度か
実演に接したことがある指揮者で、
母も何回か彼が若かったころから演奏会を
体験したことがある人です。
一番最初に聞いたのは大学か高校かの時の
ワーグナーの演奏会でしたね。
ロマンティックで、輝くような響きの音楽だったのを
今も思い出します。

昭和中期から現代にかけて
日本を、そして世界を代表する
若々しく、そして精悍なスタイルで
クラシック音楽を
引っぱってきた人だと思います。

その小澤さんは現在76歳、
ガンの手術を経験し、それにまつわる
身体の不具合と格闘中でいらっしゃいます。

それにしても、どうして小澤さんは
そんな時期に、バルトークの「青ひげ公の城」を
やろうとしたんだろうか・・・と
思いました。それについて番組では
あえて触れようとしていませんでしたが。

「青ひげ」は
たしかに上演時間は比較的短いけれど、
最後は救いようのない闇の中に
青ひげ公が消えていくシーンで終わるわけで…。

さらにこういう作品も見ました

凪のような日_e0253932_5362055.jpg


「BUNGO-日本文学シネマ-」って企画が
TBSであったんですが、そのうち「黄金風景」を見ました。
"向井理祭(通称・リマツリ)"の一貫でござる

……理さんが太宰治と覚しき人物
を演じてるんですが
髪の毛をセットするのにポマードがないから
米粒をつけてみたり
ものすごい勢いで生卵を吸い込んだり
食べ物ネタが激しくて笑いました(笑
太宰さんいわく道化ってやつですか。

あと理さんの着物の裾とか胸元がはだけすぎ
なのが気になりました…
(撮影は真冬だったみたいだけど)

ーーーそこが最大の見所だったんではないでしょうか。

理さんはもしかしたら直治ができるひとかもしれないと思いつつ、それは岡田将生ではないかとも
思ったりしました。あるいは加瀬亮? 加瀬亮、最近アダルト風味ですけどね。
by horiehiroki | 2011-10-26 01:20 | 日々