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八重の桜(4)~徳川大セールなぅ


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◇◇◇堀江宏樹の新刊もよろしくおねがいしまーす◇◇◇

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百人一首 うたもゑ

(日本じゃ)世界三大美人なんていわれてる小野小町。でもずっとモテる、恋をし続けるということは、あるいみ「たったひとりの誰か」に出逢えてないってことなんです。平安時代、百人一首に収められた歌人たちの歌をベースに展開する、絵空事ではないリアルにして美麗な恋愛絵巻まんがですー。

藩擬人化まんが 葵学園


大河ドラマでもそうですけど、江戸時代はなぜ「ああいう社会」なのか? なんで現在でも県民性は「ああいう風」に存在してるのか? …みたいなことが漫画+文でザックリと理解できます☆

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やはり今年は徳川モノですな。たぶんフツーの大河、幕末ものより徳川ファミリーの含有量数倍。大セール!!! なう!!!

しかし、徳川はじめ、大名の扱い、わりと存在感薄いのな・・・それが気になる

なんでだろ。

島津斉彬に往年の美男俳優・林与一使ったとおもったら、たった一回で死亡とは。「とんび」の第一回で、はやくも死んじゃう常盤貴子枠。

今日は徳川ファミリーのひとびとがいーっぱい出てきましたが

まさかの尾張・徳川慶恕(慶勝)さん出演。

しかし 金子賢! 

ボエエエ 金子賢って・・・!!(w

あんな元ヤン臭というかエグザイルみたいな大名みたの初めてですよ。

ちなみに慶恕(慶勝)さんは、カタモリさんのリアルお兄ちゃんです。

あと、徳川慶篤/杉浦太陽。

彼も水戸藩の関係者。ヨシノブさんのお兄ちゃんです。むかし、フジッキーがやってた。もっくん(徳川慶喜)のお兄ちゃん役。

徳川慶篤、あれ、杉浦太陽だったのかああ。

いろいろと、なーんもいえねぇ 的なキャスティングでござった。

なお、井伊(掃部頭)さんに、ヨシノブさんが詰め寄ってたけど、ホントは井伊さんが「ごもっともごもっとも」しかいわず、部屋から出て行こうとするんで、水戸の老公(ナリアキ)らが飛びついたため、井伊さんのハカマがビリビリ破れたんですけど、そういう迫力のシーンがでてこなくて残念w
井伊家って、藩主が代々、家臣のいうことを聞かないで独裁を敷く傾向がつよかったんですわ。
まぁ、よくもわるくも、ですなぁ。

八重の桜紀行では、十六男だった彼が暮らしていた「埋もれ木の舎」が写ってましたが、何かの幸運で、ぜったいに家を継がないとおもわれた、傍系から入り込んできた人物のほうが逞しいトップになったりしますね。

まぁ、十六人ごぼう抜きで藩主の座につくって凄いなぁって思いますけど。幸運すぎます。

また八重の桜紀行のナレーションで四位とかの官位をもらったというのがでましたが、大老経験者としての官位としてはじゃっかん低いのでは?と思えるかもしれません。
五位以上の官位でギリギリ貴族枠ですからね。

→こちら、

松平カタモリ(会津)さんが、井伊ナオスケ(彦根)さんに宛てた手紙でした。二人は親戚で云々という。文末の「お便りのコーナー」も見てください。



もともと家光の時代に、彼に太政大臣の位をやるという朝廷の申し出を「謙譲の美徳を世間に示すため」という表向きの理由で断って以来、武士の官位はあまり高くはならない傾向がつよくなりました。これらのことも、また葵学園の続巻がでたらお話したいですね・・・


あと、今回は、色々、徳川が出てきてわかりにくかったでしょうが、
一般には徳川=セレブリティの一族でしょうけど、ちゃんと陰と日向があります。
ほんとに分かりやすくいうと、

水戸(一橋ともよばれてたけど)とか、越前の松平春嶽などなどは、日陰のほうです。

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紀州家は八代・吉宗以降、日の当たる道=メインストリームを歩いてる家です。彼らが徳川の保守本流。将軍に権力が集中する従来の幕府のあり方を支持。彦根藩=井伊家などもコレを支持していました。

一方、水戸とか越前とか、日陰者は、もはや幕府は将軍ひとりのカリスマでは支えられない…と指摘。

薩摩とか土佐とか、幕府の政治の中枢には長らく入り込めなかった外様大名(雄藩、ゆうはん)を登用した政治を行おうとしてました。雄藩の人々に支えられ、将軍がはじめて機能する。もっというと、徳川宗家も雄藩の一部とする考えです。



尾張家はまぁ・・・空疎なる中心というイメージでしょうか。いきなり金子ケンのガングロぶりに圧されてなにも言う気がしませぬ。

後者のほうが現実的な気もするけれど、前者のほうが権力が集中してる分、難局には向いている気がします。失敗するとすごくイタいけど(笑

また、御三家の登城日ではないのに登場してきたことへのペナルティ・・・みたいなセリフが、井伊さんからありましたが、御三家の行列と出くわすと、他の大名が土下座しなくちゃいけなかったり、ハッキリいうと邪魔なんですね。他の大名は、彼らと出くわさないように使者を放ったりしてったくらいなので(笑


・・・ということで、徳川の話ばっかりでしたが、八重のお兄さん・覚馬にヨメが来ました。まぁ、八重さんとはさっぱり違う人種のオナゴでござったが。長谷川京子が悪女以外をやるのってけっこう久しぶりな気がします(笑

あと近衛さんが出てきましたな。金もらってクチウラ合わせる人物のように描かれてたけど、史実はかなりの強硬派でした。ということで、彼らの関係者まで、安政の大獄では直々の処罰(厳罰)対象となってたり。

それではつらつらと描きましたがまた来週☆


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おたよりのコーナー

>空さんのコメントより<

井伊さんがお茶を立てるシーンでちと変わった所作があったような気がしました。あれは正式なものですか?あのシーン、効果音もなんだか妙な感じがしたのですが、気のせいかしら。


→あんな、シュッッて効果音を出すべき迫力あるお手前はないと思われますですw  

あそこは直弼の気は実は立ってるということを表すため……か、
純粋にギャグ=笑うべきところだと思います(w

エグザイル大名の登場でチカラぬけてしまって、突っ込むの忘れとりました


>しんごろさんのコメントより<

先生!「四位に任ぜられたちゃった(はあと)」のお手紙は、容保公から井伊おじちゃんに宛てたものでございます。


あ、すいません(w
そういうことでしたね。


井伊直弼の官位も四位止まりなんですよネー

(直弼の歴任官位)
従四位下侍従兼玄蕃頭、左近衛権少将
掃部頭、左近衛権中将、従四位上、正四位上
by horiehiroki | 2013-01-28 03:17 | 大河ドラマ