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奄美大島のタンカン

「葵学園」とかでもちょろっと触れたけど、奄美大島はオトナの事情が多々ありまして、現在は鹿児島県に所属してます。

歴史的には琉球王国の支配下にあったのが奄美諸島なんだけど、薩摩くんの中の人(鹿児島県)が(略)ということで、いろいろと大変な目にあったのが、奄美大島エリアの人々です。

しかし、文化的なアイデンティティは、どうなんだろうというと沖縄文化圏にするっと吸収されてしまってるイメージがあります。
(奄美)大島つむぎ なんかは有名なんだけど、それも沖縄(琉球)の産物ということになってしまってる気が・・・。大島っていわれても、奄美大島と頭の中でくっつかなかったり、ね。


沖縄はアイデンティティ確立のための発言が積極的で、またそれが上手いんですけど、鹿児島県所属の奄美大島はそれも出来にくかったのかなー…っていう何かを感じ取ったり。

毎日新聞(2月24日)に書いてあったタンカンという柑橘類について興味をもって色々しらべています。

奄美大島のタンカン_e0253932_19552522.jpg


タンカンはもともとは台湾産の植物みたいです。
白洲正子の祖父として(今では)有名な樺山資紀が1896年に台湾から持ち帰ったと。
このときポンカンも日本にもたらされました。


奄美大島でも数少ない専業農家の平井さんのお宅のタンカンは大人気で予約販売(リピーターがメイン)だけで売れてしまうほどだそうで。ふぇー。(※沖縄産のほうが一般的には知られてるそうですが、希少価値があるみたい)
記事にもあるけど、こんなに実が詰まってると、そりゃ野の小鳥が中身だけをキレーに食べてしまいますわな・・・


この記事には螺鈿細工の原料であるヤコウガイは日本近海では奄美大島以南でしか取れず、古代日本の「中央政権」とも、15世紀の琉球王国誕生以前から交易をしていたという記録が紹介されてたり、興味深いですなあ

……ということを、(ドラマは宮古の話ではあったけど)純と愛の最終回を見た時に思い出して書いてみました(w 
by horiehiroki | 2013-03-30 19:56 | 歴史・文化