八重の桜(30)~離縁のわけ ※コメント返しずみ。

今回はビビビビビビックリしました。
これまでは美人なわりに表にあまり出てこなかった、山本うらさんがメインの回でしたが、まさかこんな内容とは・・・・・・
覚馬はん、アウトです・・・

色んな意味で。お相手、18歳ですよ。しかも覚馬はん、このとき四十いくつ。不惑の妻もちの男が十八の娘はんを、子ども生ませてるってどないなん?

そらあかんわ。ほんまに(笑 

あとで書きますけど、正式に、おメカケの承認すらしてない状態なんですよ???
これ。
おメカケって奉公人であり、妻公認・御家のスタッフなんです。いちおう仕事なの。
でも今でいう愛人の時栄さんの場合、そういう地位すらないの。子どもの誕生日も記録すらないみたいやし・・・・汗
アイムジャストアウーマンフォーリンラブっていうだけ。

ならぬことはならぬのです、ではなかったんです???

ひーどーいーわー

e0253932_6163984.jpg


こんなに嬉しそうに喜んでたのに。
なんやの・・・
これまで重いプレッシャーに耐え、もしかしたら山本家の実質的な跡取り(としてムコ取りするであろう)娘のみねを一人で育ててきたわけですよ。
最近も、うつろーーな顔で米沢にて染め物の手伝いをしている姿とか、けっこうグッとくるものがありましたが、ようやく夫・覚馬が生きているということがわかったのに、寝耳の水の事態。
なんで?!ってなるのは当然でござるよ。哀れで仕方ないでござるよ。


会津藩の瓦解後も、米沢藩で八重たち家族と、うら(覚馬の妻)と娘はいっしょに生活をしていた記憶があるので、あえて調べてなかったんですが。
身の回りの世話をするオナゴが来た時点で、まぁ危ないニオイはしてたんですけど、まさかね、覚馬センセイにかぎってね!
みたいなことをおもっておりましたら・・・・ですよ。

なんぢゃこりゃああああ ですよ

八重さんに来た「離縁の事」ってかいた手紙をみて、家中がひきつってましたが、それ以上の衝撃を山本家だけでなく全国の視聴者に与えたと思いますよ!

e0253932_6163715.jpg


覚馬さんからの文を読むのだけれど、字が違う。どうやら女の字であるということにきづく、うら。心配そうな娘のみね

e0253932_6163573.jpg


諦めていた夫が、京で生きていたと聞き、
「この何年も離れていた間、お世話をする人がいる」、ということくらいは覚悟してたでしょうが。

事態はさらに深刻で、そのお世話する女性が覚馬の娘まで生んでいるとのこと。


e0253932_6164041.jpg


時栄さん・・・これまで名前すら覚えてなかったけど、こんなことをやらかしてたんですね・・・

しかも、郷士で、八重らの家柄にくらべると格下とはいえ、いちおう士分の女性なんやね。

さらに不祥事をおこし八重に追い出されるとか、けっこうアレなオナゴなわけですね・・・汗


たしかに時栄さんの献身的な介護なしに山本覚馬さんは生きてはいけてなかったとはおもうんだけど・・・。

ちなみに時栄さんと覚馬さんの間に生まれた娘についての山本家の扱いは非常ーーーーに粗末で、この久栄という新生児の誕生日すら伝わってないという不条理。なんだべよそれ

なお、側室?! 妾!? ってみなさん思ったでしょうが、正妻の赦しと承認を得ていない女性はただの女です。

今は愛人っていう便利な言葉がありますが、この頃は少し勝手が違う。

ちなみに側室も妾も、妻の承認があり、家のスタッフ(つまり使用人)として、妻が監督すべき存在なわけでございます。だからメカケもソクシツも、浮気には入らんのです! 実質的には浮気ですけどw

※第二夫人というのは平安時代とか、ホントの意味での一夫多妻制の時代の呼び名です。

だから、今回もハセキョーえんじる山本うらは、山本家の籍に入ったれっきとした正妻なわけですから、もっと強く出てもよかったんです、が。

e0253932_6163869.jpg


で、やっぱ母親って実の息子(しかも長男)には弱いなぁあ~っておもった。

まぁね、史実でも八重のママってああいうフトコロのふか~~い人ではあるのね。だからああいう対応だったとはおもう。
たしかに久々の対面で叱るのは人の道に反してるかもしれないけど、やっぱ息子がどんな事情であれ、道を踏み外したことについて、叱るべきだと思うよね。


e0253932_6164086.jpg


e0253932_6164188.jpg


はじめて見る、父親の姿に複雑な表情・・・・というか冷たいまなざしとぼくには思われましたが、ジィっと見詰めているだけのみねの姿ね。もっというと、なんか奇妙なものを見詰めるような顔。


※後年、みねは立派に成長、知性を磨き、横井小楠の息子と結婚します。


e0253932_6163929.jpg



いずれにせよ、みねの脳裏には、別れた母親のことが甦ったでしょうねー

e0253932_6163731.jpg


一説には仙台にいったみたいですが、離婚の意思を伝えられた覚馬は、うらを離縁、時栄さんを妻として籍に入れるのでございました。

ちーなーみーに、山本覚馬、当時44歳、愛人の小田時栄は18歳。
八重さんは26歳。

※ちなみに覚馬が、うらと結婚したのは30歳の時。
こういう手合いの男がそのうち絶対、ヤらかすんですよ。うん。若いとき遊び倒してるほうが、ぜったいにああいうことにはならんのですよ。


てか現時点で、ただの愛人にすぎない女に、ご内儀ご内儀したカッコで(帯締めまでつけて)出てこられると、マジでこまりますわな。ちなみに、覚馬が住んでる家って、慶喜さんのおメカケの一人の父親が京都滞在中に住んでた豪邸なんですって。

e0253932_6163630.jpg


私の宝物といって赤い櫛を娘に手渡すうら。

今回の白眉は、赤い櫛など挿せる年齢ではなくなったうらが、それでも覚馬からもらったほぼ唯一の贈り物にして、夫婦の絆の証だとおもい、肌身離さずもっていた赤い櫛をそっと、乱れた髪にあててみた映像。

うつろな表情がねー・・・
やばいわーーー



映像がものすごく語る、映像が美しいだけでなく、映像にメッセージがすごくあるのが今回の大河のいいところなんだけど、一番凄いシーンだったんではないでしょうか。


旦那様にはわたしが赤い櫛が似合っていた頃(※9年ほど前)のわたしを覚えていてほしいから・・・・・・・・とかいう台詞には泣いたけど、良く考えたら見えないから。もう覚馬はん、見えてないから。


e0253932_6163853.jpg



女の意地があるっていたけど、色んな知らせを聞いてからわりとスピードのある決断でしたよね。
ホントは乗り込んでいってもいいんだけど、そうする意味すら、待ち続けた気持ちが折られてしまった今、自分の中で見いだせなくなったのかもしれない。

e0253932_6164251.jpg



ああ、あの人もそういう人だったんだ・・・・・って思う気持ちですね。
想いが流れる瞬間。
情は残るけど、それに引きずられてイイものでもない。
そこらへんが女の意地でございますよ

そして別れることで、相手に負い目を与え、娘を、どうかちゃんと育ててほしい・・・というメッセージを伝えようとしたのかな、とか色々考えてしまいましたです。

そうなると、出て行ってひとしきり揉めて離婚するより、最初から会いにもいかないというのは、言葉で百回相手に断固たる抗議をした以上の衝撃を与えることはできますわな。

やっぱね、ならぬことはなりませぬ

ああいう所にだらしない人はダメです。
いかなる理由があるとはいえ、やっぱりダメです。

自分もそうそう立派な人間ではないし、不倫な愛のものがたりを好んで書いてたりもしますが(笑、
たとえばね、和泉式部。自分は彼女の生き様がすごい好きなんですけど、恋人になった親王の正妻の屋敷に堂々と乗り込んで同居をはじめてしまったんですね。
でも、これは宮さまの正妻になるくらいの生まれながらのステイタスある女と、中流貴族の身分しかもってない、でも美貌と才智で勝負するしかない女のガチンコの戦いだからこそ、やっぱイイんですよ。

今回の件は、やっぱ俗にいう泥棒ネコだと思います。
かっこ悪いもん。
男の側からみても、覚馬はんみたいなことって、やっぱりNGだと思うんですよねー。男尊女卑の当時であったところで。やっぱアレはあきまへんで。どういう事情があるにつけ、文くらい出せるわけですから、アレはあきまへん。。

「思いっき◎テレビ」みたいになってきたのでここらで自粛。


てかあんなの見せられた娘のみねはどうするんでしょうね。

当時8歳。


で、斗南藩もあっけない幕引きでしたねーーーーー。


e0253932_6164268.jpg


食料がなかったそうです・・・

e0253932_6164459.jpg


廃藩置県。

e0253932_6164155.jpg


タマテツことヒロシさん、無念・・・・

e0253932_6164377.jpg



こういう事件があったからこそ、川崎尚之助は八重を離縁しようとしたんですね。犯罪者の妻にするわけにはいかない、と。

今回は、ショウノスケ様も、うらも、
うまいことまとめるなぁ。
と感心しました。

次週は兄の見取り図、だそうですが、意味深なタイトルですな。
うらは、もうすでに覚馬の見取り図というか、取説というか、そういうところ全部もう分かっちゃったんでしょうね。他人ですもの。妻って。
ソコが割れた=見取り図がぜんぶわかった上でも、親とかきょうだいは付き合っていかなきゃいけないんだけど。
覚馬が天下国家のことを考えた、とかいいつつも、京で安穏と未来の夢をみていられたころ、うらは会津で孤独を息抜き、さらには地獄を経験し、そのぶん心の背丈がすっくと伸びていたんだと思います。

夢想家の夫よりもね。

ならぬことはならぬです。




→お便りというかコメについて。

関所廃止令 というのがたしか明治はじめに出ていて、いちおう通行はしやすくなったハズ。

建物は取り壊されたのがほとんどだけど、一部は残存してるハズです・・・


覚馬さんの不祥事ですけど、あーなの十代の娘さん、自分の上に乗らせてなにをしてるの、というお話なのですよ・・・

商家とかならともかく、身分ある家の嫡男なわけですから、お世継ぎ問題が出て参ります。
そこらへんキッチリしておいてもらわないと周りが困ります・・・
実務的な問題ですね。


→コメ 2について

旅姿というと江戸時代とかわらないんですかね・・・
あらためて調べた所、旅姿の女性の絵はがきが出てきました。

これは観光客用のハガキなんでなんともです、が。

わりと軽装ですよね

そのわりに歩いた距離を考えると悶絶しますが。


あと、みねの当時の年齢を知るために(当時、8歳)
覚馬さんについて調べてたら・・・


覚馬さんの土地転がしの才能がすごいw

「覚馬は維新後に購入していた旧薩摩藩邸の敷地(6000坪)を学校用地として新島に譲渡」。



「新門辰五郎の100坪の居宅を36円で買取り居住していた(当時覚馬の月給は45円)」。


そんな安価で土地を手に入れられた時代が(w



明治初期の1円=現在の2~3万円。

明治初期の平均月収は2~3円。


結論:


ま、10代の女性もいつきますし、帯締めしめた奥様奥様した格好にすることもできますわな。





_____________

◇◇◇堀江宏樹の新刊もよろしくおねがいしまーす◇◇◇

e0253932_0453714.jpg


百人一首 うたもゑ

(日本じゃ)世界三大美人なんていわれてる小野小町。でもずっとモテる、恋をし続けるということは、あるいみ「たったひとりの誰か」に出逢えてないってことなんです。平安時代、百人一首に収められた歌人たちの歌をベースに展開する、絵空事ではないリアルにして美麗な恋愛絵巻まんがですー。

藩擬人化まんが 葵学園


大河ドラマでもそうですけど、江戸時代はなぜ「ああいう社会」なのか? なんで現在でも県民性は「ああいう風」に存在してるのか? …みたいなことが漫画+文でザックリと理解できます☆

______________
by horiehiroki | 2013-08-05 10:15 | 大河ドラマ