敷物の類、ガーリーとはなにか(追記
2013年 11月 01日敷物がかわいいですね
2012 10月号、装苑より
この写真に触発され、
寒くなってきたこともあり、ウチのリビングにも敷物を導入しました
大昔に使ってた、印象派の花柄みたいなヤツ。
家屋自体が10何年経過してるので、以外に合いました。
かわいい。
ーーーかわいい、ってことばは多層的です
海外(欧米)のキュートって地に足がついてる感じ。
さすが成熟文化。
たぶんこのかわいさと、「シワも私の人生の一部」って言い切る成熟感って紙ならぬヒフ一重、薄い膜でつながってるような
いっぽう、日本のかわいい、はまだ幼形成熟の域。
良いか悪いか・・・
この装苑は「ガーリー(girly)」がテーマの号なんだけど、
日本語におけるガーリーって、ホントにガールの時代にはなかなか使わなくて
わりとシニア(笑)になってから使うんですよね。
最近、日本で多用される”カワイイ”は、おもにオッサン、オバサンのある種の欲望(ヤング欲)をカバーしたり、もしくは正当化さえするもので、本来の”かわいさ”とはかけ離れてきたものになってきてるのでは?!というような議論をしてました。
実際にこの号の「装苑」では、私のガーリー(な行動)などと称して、ガールでは、もはやないであろう世代の女性が、”ガーリーライフにおいて靴はぴかぴかでなくてはならない”と主張。
たぶん主に紳士用の高級靴みがきサービスを利用している風景が描かれており・・・・・・「カウンターのむこうで私の靴がピカピカに磨かれるサマを眺めているのがすき」。
この金、手間、時間をかけた行為ってほんとはダンディズムというべきであって・・・・・・・・・と思いました。
乙女のダンディズム=カワイイなのか?!
これが非常に象徴的な光景だったようなきもしています。
ビジュアルだけは大人になりたい、なんて思っていたガールの時の背伸びがもったいなくなるんでしょうか。
もう一度、若さをとりもどしたい。
ヤング欲って複雑です。
中原淳一がスタイルブックの類で、「せうじょ(少女)のあなたはせうじょらしくしていればいいのです」とクチを酸っぱくして言ってたのが思い出されます・・・。
また、装苑のモデル、コーディネイトなんかを見てると
既存のカワイイ(男ウケするカワイイ)にはぜったいに
巻きこまれないぞ!
って気概を感じるんですよね。
ガーリー。
複雑です。