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軍師官兵衛3-1

ネットみてると、こういう記事が(w


この手の記事ってすぐに無くなっちゃうんで、いちおうこのブログ記事の文末に本文、貼り付けておきました。

「官兵衛の人間的な『悪』の部分、一筋縄でいかないところが徐々に育ち、膨らんでいる様子がうまく描かれてくれば岡田さんの新境地も開拓され、ドラマに厚みが出るだろう」(田幸氏)


こういう記事って2週間くらい前には取材して書き始めるので、スタートがあの数字だったときに、これから視聴率がさらに不安定になるって未来を見越して、作られたはず。

三回分を見た時点で、悪を描く展開にはなりえないと思いますね。
というかダークヒーローっぽいことをやって、清盛でトンでもない目にNHK遭ってますしね。


官兵衛って、本能寺の変で、信長が亡くなったと聞いて、
転げ回って秀吉が悲しんでる時に駈け寄ってきて
「おめでとうございます!! 運が開けましたね!!!」
って言ったとかいうエピソードありますよね。

ものすごくキレるけど、あんま人情はないイメージはある。

というかそれを言ってしまうところへんに彼の器の限界がある(ように描かれる)

参謀ならともかく、「殿」ではありえないよね。

というか、官兵衛さん自体、そこまで日の当たるところにいない。
チョロチョロ出てくる、「メジャー」軍師・竹中半兵衛と名前がじゃっかんカブってたりするところもありましてね。しかも(後に)同じ秀吉配下じゃないですか。


話が散漫ってのもすごくよくわかる。

もう少し、「将来の官兵衛の主君となる・・・」みたいな大局がないとさ、とつぜん信長様が道にまよって、秀吉がギャーって泣いて、蜂須賀小六とか出てきてもね、みたいな。

途中で日本地図出して

Aのエリアでは、Bのエリアでは。・・・みたいなベタな演出いれたほうがよいのではないでしょうか。
そして、今はしらんけど、そのうち、出逢うのじゃ、みたいな方向性を示す。

というか、信長様+秀吉、さらには竹中半兵衛、黒田さん・・・っていろんな局があるなら、同時進行で違う場所の話が進んでいく映画みたいに、

Aパート(たとえば信長)だったら、テーマカラーが黄色(織田っぽく)・・・とかなんとか。

そういう感じで色分け、映像の雰囲気分け…とかしていかないと、ねーとおもうんです。

で、できるだけ早いこと合流させる(w

いまのだと、どれもこれも同じような描かれ肩で、・・・・・そもそも「美濃」って言われてもピンと来ない人多いと思います。

てか、美濃と姫路の官兵衛さんがどう関係あるの?!ってなってもしかたない。
ようやく内田有紀演じる濃姫が出てきて、今回よーやく「兄と父が戦い、父は(悪い)兄に討たれました」ってこの前の放送の事情を説明してきてるわけで、情報がなさすぎ。

でもね、作りだけの問題じゃないのかもしれませぬ。


歴史に興味のない人って(そもそもドラマ自体みないだろうけど)、説明があると「説明的」っていうし、説明ないと文脈たどれないし。そういう時代になってくると、大河というドラマ自体を危なくしてる要素は、「ドラマの作り」とか単純なものではない気がします。
「戦国ごちそうさん」とか完全架空主人公でやりきるくらいしかもはや道はのこされておらぬのかもしれませぬな。

あとNHKでもどこでもそうなんだけど、官兵衛=冷徹だったりする部分をあくまで薄めて、「万人ウケ」するものを、苦情の来ないものを求めちゃうって傾向あるとおもうんですよ。
誰がどうみてもイケてるとか。
ちょっと違うところに光を当てるってことが、できてるよーでできてない。

それならホントの王道中の王道で「徳川家康」的な何かをかましたれや、とか僕は思いますけども。


「明日ママが・・・」ってドラマの炎上つぷりがすごいんですけども。やりすぎと、保守の間くらいをうまいこといけるといいんですが。しかし昔の野島伸司とか良い時代に活躍できましたよねー。

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大河「軍師官兵衛」視聴率低迷のワケ… 窮地を乗り切る知略とは?

夕刊フジ 1月22日(水)16時56分配信

 人気グループV6の岡田准一(33)主演で、鳴り物入りで始まったNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(日曜午後8時)が“開戦前”の期待に反し苦戦中だ。平均視聴率が初回18・9%、第2回16・9%、19日放送の第3回は若干盛り返したものの18・0%にとどまった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。そのワケと打開策は?

 戦国乱世の中、豊臣秀吉の天下統一を支えた希代の天才軍師・黒田官兵衛の生涯を描く物語。ここ数年、不振が続く大河ドラマにあって、黄金期の「独眼竜政宗」「武田信玄」などにあやかれと戦国モノという王道回帰を図った。主演にジャニーズ系では俳優として力量がある売れっ子・岡田を配し、大河人気の巻き返しが期待されていた。岡田主演の映画「永遠の0」が大ヒット中でもあり、相乗効果も期待されたのだが…。

 ドラマに詳しいライターの田幸和歌子氏が、苦戦の理由を挙げる。

 まずベテラン女優、藤村志保(75)による「おどろおどろしいナレーションを嫌う視聴者が多い」という。

 「一部では『昔の大河みたい』という声もあるが、おどろおどろしく、怖さすら感じる昔話のようなナレーションは聞き取りにくい。もともと特徴的なしゃべりが得意でも、痛々しい」

 ネット上には「芝居調で技術は上手い」と肯定的な意見もあるものの、否定的な意見がやはり多い。

 田幸氏はさらに構成にも「登場人物がいきなり多すぎて、話が散漫」とダメ出し。

 「第1話『生き残りの掟』はメーンテーマを絞り込んで、スッキリと1話完結で積み上げていて、熱さが伝わる正統派のドラマになっている。でも2話以降、たくさんの人があちこちでいろんなことをしている。視聴者は集中しづらいのでは」

 配役のギャップを指摘する声もある。黒田官兵衛は謀略にたけた冷酷非情の人として認識されてきた。「岡田さんは、ルックスの良さに加えてさわやか系。でも、官兵衛は結構な悪だくみ参謀だから…」(田幸氏)

 大河ドラマは最近、女性ファンを考えた題材やストーリーが多く、特にネット上で“スイーツ大河”と、やゆされている。田幸氏はその影響もあるという。

 「宮崎あおい主演の『篤姫』が当たり過ぎて以降、いつの間にか女性層狙いになっている。今回も2回目にいきなり恋愛要素をぶっこんでくるあたり、『やっぱりスイーツ?』と少し嫌な予感がした」

 また、前作の「八重の桜」(年間平均視聴率14・6%)、前々作の「平清盛」(同12・0%)と不振が続いた影響や、「地上波の前に放送するBSではだいたい4~5%分の視聴率があるので、この数年はその分、地上波での数字は下がってしまう」(テレビ誌ライター)との指摘もある。

 では“勝機”はあるのか。「永遠の0」でも発揮された岡田の演技力はかねて定評はあるところ。

 「官兵衛の人間的な『悪』の部分、一筋縄でいかないところが徐々に育ち、膨らんでいる様子がうまく描かれてくれば岡田さんの新境地も開拓され、ドラマに厚みが出るだろう」(田幸氏)

 実力派ぞろいのキャストなのは言わずもがな。岡田が“悪”の部分を発揮できるかを含め、やはりNHKの采配次第だ。

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by horiehiroki | 2014-01-22 19:53 | 大河ドラマ