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ダウントン・アビー

ダウントン・アビー、先週の第一回からみていますが、面白いですよ!


第一話あらすじ

1912年。「ダウントン・アビー」当主のグランサム伯爵、ロバートに豪華客船タイタニック号沈没の知らせが入る。船には爵位と財産の継承者であるいとこと、その一人息子が乗っていたのだ。ロバートには3人の娘がいたが、女性には継承権がなく、悲報とともに相続人不在の事態に。次の継承権者は、面識もない中流階級の青年だった。一方、脚が悪いベイツが新しい従者として雇われる。その座を狙っていたトーマスは…。


グランサム伯家の継承問題なんですが、財産はともかく、貴族の爵位を女性がつぐことはできません。
ところがグランサム伯家には男の子がおらず、三人の娘がいるだけです(リア王みたい)。
また長女が性格わるいんですよね。でも「選ばれない女」ではある。

そして!
こういう迫力のあるババ…失礼、大奥様が登場でございますw

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内容はほんと、何処の御家でも色々と見聞きするようなことが多い継承問題のこじれなんですけども、スケールがデカイんですよ。

現当主で伯爵のロバートは、三人の娘の誰か(というか、実際は長女と婚約していた)と、ロバートの従兄弟の一人息子が結婚することで、なんとかやりくりをしようと考えていたのですね。
が、タイタニック沈没によってこの二人の命が絶たれてしまった今、もっとも正統な手段は遠い血縁の「中流階級の青年」を探しだし、彼に継承権を与えること、くらいしか正統な問題の解決手段は残されていないんです。正義をおもんじる当主の伯爵はそうしようと決意しています。

ところが、血がつながっている程度で、今はなんの縁もゆかりもない状態の「中流階級の青年」にすべてもっていかれることを危惧する人々が伯爵家にもいました。
かつては没落一歩手前にあった伯爵家をその莫大な持参金で救った、伯爵の妻、そして伯爵の母親の勢力です。
とくに妻にとっては血をわけた娘の誰もが継承とは無関係の蚊帳の外に放りだされるのは、大変屈辱的でショックな気分でしょう。
そもそも、その継承財産から、彼女がもってきた持参金を取り除けないのか…と思うものですが、彼女は英国貴族の出身ではなく、おそらくはアメリカの成金の出である・・・ということがドラマが進むにつれて見えてきたんですね。
だからこそ、名門貴族である現当主・ロバートの父親は、相当強気な態度で、この金持ち「なだけ」の娘とその実家に強気でいどめた。だから、妻の持参金を伯爵家の固有の資産と分割するようなことはもはや出来なくなっている、というリアルな設定は実に興味深いものでした。


これらの「雲の上の住人」に加え、使用人たちのドロドロした人間関係もみものです。

しれっと「モーリス」とか「アナザーカントリー」ばりにホモ♥な要素が紛れ込んでたり(w、わりと彼らも頑張ってます。

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そーそーこの人。
がんばってるんだけど、ほんと最後の最後で実はイイ人であるぶぶんが出ちゃうというか、
イマイチ、つめが甘すぎる彼…。

精神的には、今の日本でいう「こじらせ女子」ってやつですわ。


ちなみに銀器で紅茶をいれても、味には影響ないってこの前勉強しました・・・
手入れの楽さからも、値段からも、そして科学的に見て、丸形の陶器がいちばん上手く紅茶を入れられるそうでございます。


・・・ということで、昨日の放送が第二話でしたから、まだ間に合います。
うちのブログの読者さんにはもってこいの内容かと思われますが、来週から見てみません?w


by horiehiroki | 2014-05-19 12:48 | テレビ