『女子のためのお江戸案内』が紹介されました
2015年 03月 04日島根県の公益財団法人「しまね女性センター」が
「情報MARKET(第36号)」にて
『女子のためのお江戸案内』をご紹介くださった・・・
という連絡を廣済堂出版さんからいただきました!
「奔放な江戸っ娘の粋が現代女子との共通点も多い」というあたり、
まさにその辺を目指して作りましたので、嬉しかったです。
現代の美容常識と照らし合わせて江戸っ娘の実態に迫るって内容は他では見られない! ハズ…w
マイナビの吉原コラムなどを楽しみにしてくれてる人も是非、実物みてみてください~。
「色んな方にオススメしたい一冊」
「とにかくおもしろい」というレビューに
嬉しいですね!と担当者の方とお話してました。
「女らしさ」「男らしさ」って
外部から押し付けられた基準を満たす中には
無いのではないか……と思います。
自分の中から出てくるものでないと。
自分らしく生きていないと、それは本当の意味での
「女らしさ」「男らしさ」にはなっていないのではないか……と。
この前から、乙女の日本史文学編のゲラを見直ししてるのですが、
明治時代以降、近代化していく日本の中で、文学内でも
キャラクターの描かれ方が類型化していくんですね。
特に男性の主人公のキャラ像は本当に画一的だったりするんです。
女性キャラも「聖女」か「悪女」に二分され、前者は祭り上げられるか
看病されるか……くらいしかヴァリエーションが少ないのなんの。
このあたりにも、「女らしさ」「男らしさ」の押し付け、圧力が
感じられてならなかったですね。
江戸時代でも「(女らしく)家事の勉強しなさい!」
とかいわれることは多かったとは思うのですが。
恋愛を実らせて結婚するのはむしろ「浮気な結婚」で、
結婚=就職的な何かでしたので。
「古典主義的恋愛」ってやつですな。
そのような環境下でも、もう少し、自分らしさを見つけていっていたはず、
というのが『女子のためのお江戸案内』づくりの契機となりました。
江戸っ娘たちも正真正銘のパラダイスに生きていられたわけではまったくないけど、
現代と同じか、それ以上に制約のある中で
どのような自由を見出していったのかな、ということなんですね。
だからこういう法人さんの図書にしていただけたことは感謝感激でございます。
廣済堂出版の編集さんが紙えらびからこだわってくれた一冊ですので
ぜひ島根の方(もちろん他の方も)、お手にいただければ、と。
『女子のためのお江戸案内』はちかぢか電子書籍としても御目見得(おめみえ)予定ですので
こちらもよろしくおねがいいたします!